【withコロナ 自社の強みを活かし、ビジネスモデルを変革せよ】~徳島経営研究会 zoom委員会 斉藤直人さん講話~
「勝つか負けるかじゃない。生きるか死ぬかだ」
そう語ったのは
トヨタの豊田章男社長。
2017年のコメントです。
大企業トヨタでも、このように危機感を抱いているのに
我々、中小企業が「何とかなるだろう」なんて思っていてはいけませんね。
2020年6月5日(木)
日創研 徳島経営研究会 戦略委員会が開催されました!
「withコロナ 自社の強みを活かし、ビジネスモデルを変革せよ」
講師は岡山経営研究会 ネクステージの斉藤直人さん!
zoomにてのオンライン委員会でした!
<前提価値が崩れている>
斉藤さんは言われます。
「コロナ禍において、今までの市場分析が全く通用しない」
お客様の心理が全く変わってしまいました。
例えば、
旅行業界で「外国人インバウンド向けにこの戦略」を考えたとします。
しかし、お客様は
「旅行に来ない」のです。
全く、前提価値が崩れてしまっています。
「みんなでワイワイと、居酒屋に行こう」
なんて前提価値が崩れています。
このような変化が、コロナで強制的に起こっているのです。
<かつての前提価値から脱却せよ>
生き抜くためにも
「強み」の見直しを行う必要があるのですが、
この「強み」をどうやって見直すのか?
その視点は「顧客目線」
自社目線の強みを考えるのではない。
あくまでもお客さんの目線で考えることが重要です。
お客様は、今までのお客様ではないのです。
コロナで価値観の変わってしまった
「お客様にとっての強み」を考える必要があるのです。
飲食でも、過去は「エコ」を望んでいましたが、今は「衛生」を強く望みます。
飲食店でも
beforeコロナでは、エコ箸を推奨していたのに、
withコロナでは、使い捨て割り箸を推奨する。
beforeコロナでは、マグカップを推奨していたのに
withコロナでは、使い捨て紙コップを推奨しています。
<パケマツ原田有理さんも参加>
質疑応答が多く行われた委員会ですが、
パケマツ原田さん発表してくれました。
Q
「自社の強み」という観点でなく、「個人の強み」「社員の強み」で考えていました。
A
そのことは大切です。
自社の強みの前に、自分の強みが大切ですからね。
その
「自分の強み」が「お客様にとっての強み」になっているのか?
またあくまで
「会社目線の強み」ではなく「お客様目線の強み」になっているのか?
考えないといけませんね。
<茹でガエルになるな>
冒頭に
「勝つか負けるかじゃない。生きるか死ぬかだ」
という、トヨタの豊田章男社長の言葉もありましたが、
コロナ禍で、強制的な「ビジネスモデルの変化」が求められています。
これをチャンスと捉え、変化できるのか?
それとも、茹でガエルのようにのぼせてなくなってしまうのか?
危機感は「危険」(ピンチ)と「機会」(チャンス)のセットでやってきます。
機会をとらえて、変化しないといけないと感じました。
<締めの言葉>
最後に、斉藤さんはこのように締めくくって頂きました。
「afterコロナで会いましょう。
そして、“大変だったね、あの“頃な”ぁ~”と語り合いましょう」
お後がよろしいようで(笑)
斉藤さん、ご参加くださった皆さん、ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。