【「安売りしないと売れない」と思い込む前に考えること】
本日からレジ袋が有料になりましたね。
皆様、お買い物をする時はお気を付けくださいませ。
さー、今日のテーマは
「安売りしないと売れない」と思ってはいないですか?
ありますよね。
「部長、競合他社から5%安い見積もりがでてます」
「うわっ、近所のスーパーのチラシ価格が安い」
なんてこと。
短絡的に
「安くしないと売れない」と思ってしまう(汗)
さて、それは本当でしょうか?
「安売りしないと売れない」と思い込む前に
他の商品、他のお店と違う、自社商品の「お客様にとっての価値」は伝わっていますか?
それを考えて見ましょう。
例えば<おくら>で考えて見ましょう。
普通に「田中さんが作ったおくら」とかで売っていたら、
そりゃ「あら、隣の鈴木さんのオクラは5円安いわね」なんて買って貰えない。
そんな時にこんな「おくら」があったらどうでしょう?
「朝採りおくら イチハラ農園」
ネーミングで「おお、朝採れてる新鮮なのか」と価値が伝わる。
結果、産直市でよく売れたそうです。
実は、産直市ですし
隣の田中さんのおくらも、
鈴木さんのおくらも、
朝採れていたそうなのですが(笑)
ね?
伝わってますか?
「お客様にとってのメリットが伝われば、
多少、高くても選んで貰えるのです。
「安売りしないと売れない」と思う前に
「お客様にとっての価値」が伝わっているか、考えてみましょう♪
<・・・で、下記は余談です>
逆に安易な安売りも恐いと思いませんか?
「このキャベツ、安すぎる!古いんじゃ」
「豆腐激安だけど、、、原材料は大丈夫?」
なんて、消費者に不安を抱かせることもありますよね。
安売りが、不安を招くこともある。
さらに、なんだったら、
新規客は定着せず、常連客は怒る!
そんな現象も起こります。
それについてはこちらの動画で解説してますので、ぜひご覧くださいませ。
常連客が逃げる、新規客が定着しない、悪夢の初回割引
「初めての方に限り20%OFF」
「初回お試し1000円引き」
などの販促方法があります。
でも、ボクは思うんです。
あんまり、いい集客方法じゃないなと。
だって、
常連客は逃げる
新規客は定着しないと思いませんか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。