【似たり寄ったりパッケージデザインでは差別化できへん】~久在屋 東田和久社長の叫び~
他社との違いを明確に出すにはどうしたらいいのだろう?
スーパーには12000点以上、
コンビニには2000点以上の商品が並んでいます。
その中で、競合商品に埋もれない商品を作るには???
2020年7月10日(金)
TOFUYAオンライン飲み会が開催されました。
メインスピーカーは
京の地豆腐 久在屋 東田和久社長!
司会進行は
とうふプロジェクトジャパン 磯貝剛成代表です。
東田さんはもともと、「豆腐屋になろう」と思って、豆腐屋になったんじゃないそうです。
サラリーマンを辞めて、実家の銭湯を継ごうとしたのですが、
「お前は豆腐屋やったら?」という父親のアドバイスで豆腐屋になったんだとか。
簡単に言うとこんな感じですが、
激動の人生を送られています。
生粋の豆腐屋じゃないからこその発想かもしれません。
痛切に感じたことがあったそうです。
「似たり寄ったりパッケージデザインでは差別化できへん」
ザ・トウフみたいなパッケージを作っていては
どんなにいい豆腐を作っても差別化できないと痛感したそうです。
ボクが久在屋の商品を見て、
一番びっくりしたのがこちら!
青竹よせ豆腐
え?!
青竹に入ってますけど!
すごい。
単純にかっこいい!
美しい、ビュティホー♪
東田社長の考えはこんな感じだったそうです。
「京都には竹がいっぱいあるやん。
これをパッケージにできへんかな?」
いやー、この発想は面白い。
ほんとに、豆腐屋の発想じゃない。
いや、常人の発想じゃない。
もちろん、衛生面や青竹の色を残すのに
かなりの工夫をされているそうです。
本当は豆腐に対する思いや
激動の人生などを話されていたのですが、
ボクが印象に残ったのはこのパッケージ部分(笑)
「似たり寄ったりパッケージデザインでは差別化できへん」
なるほど。
ボクもこんなパッケージがプロデュースできるように頑張ります!
ホストの東田さん!
主催の磯貝さん!
ご参加の皆さん、ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。