【人の行く裏に道あり花の山】~うそやん、こんなパッケージで売れるわけないはず~
パッケージの企画制作、デザインに関わっていて
「うそーん、こんなんアカンやん」
という商品に出会うことがあります。
でも、その大したことないパッケージデザインでも
売れていることがある(汗)
そこには製作者の深い狙いが隠されているかも知れません。
「人の行く裏に道あり花の山」
そう主張されている声が聞こえそうです。
例えばこちら!
ネギバカⅡ
(画像出展はこちら)
「ネギバカ」って、、、なんやねん。
白地のパッケージに、
黒文字で適当に書いてるだけやん。。。
・・・と思ってしまいます。
・・・が、これを店頭で見るとびっくりするのです。
め、め、目立つ!
店頭で見ると、めちゃ目立つのです。
これはどこで販売されているかというと、
大手コンビニのローソンです。
周り商品のパッケージが、
シズル感あふれるカラーの写真を使っているのがほとんどです。
その中に「白貴重」のパッケージって、
とっても目立つんです!
年に数回、このシリーズが限定発売されているようです。
人気があるらしく、シリーズ化されています。
シリーズ品ももちろん、
人をなめたようなデザインです(笑)
でも、これが店頭にあるとめっちゃ目立ちます。
人の行く裏に道あり花の山
この商品に隠されている意図はこんなところだと思います。
店頭で回りに置かれる商品のことも考えて
パッケージの企画デザインしないといけませんねー。
ちなみに、こちらの事例を参考にしながら
違う商品を開発した事例があります。
それがこちらのパケtube!
27分11秒くらいからです。
合わせてみて頂けたら嬉しいです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。