【コストダウンか?価格転嫁か?消費税倒産の乗りきるためのパッケージマーケティング 】
おはようございます。松浦 陽司です。
昨夜は珍しく起きてサッカーの応援してました。
2014年に8%、
2015年に10%になりそうですね。
1997年に消費税が3%から5%に上がった時、
景気が一気に落ち込みました。
もちろん、消費税アップの駆け込み需要はあるものの、
売上が30%や、50%下がることは大いに考えられます。
そのことから考えると、中小企業は「今から」手を打っておかないといけません。
ところが、スーパーや量販に卸して場合、
「うちは店売り価格98円でないとダメだよ!」
「売価298円でないと仕入れないよ!」
こんな「マジックプライス」を意識した要望にも対応していかないといけません。
そこでどうするか?
②価格転嫁
基本的にはこの2点しかありません。
ただし、①のコストダウンは、もうやってますよね。
とことんまで製造工程を向上させて、
原材料だって、「もうこれ以上落とせない」ところまで切りつめてますよね。
じゃあ、②価格転嫁しかないでしょう。
ただし、「100gで100円」のものを、「100gで105円に」なんて転嫁は絶対にできません。
あからさま過ぎます。
そこでパッケージマーケティングの出番です。
増税を織り込んで、価格や内容量を変更した新製品を投入するのです。
パッケージを変更した新商品で勝負するのです。
突然ですが、問題です、
②110g 188円
どっちがお得か、すぐに分かりますか??
答えは②です!
②110g 188円(1g=1.71円)
でも、パッと見てよく分からないですよね。
もし、①のような価格帯で販売しているなら、②のような価格帯の商品をつくることが必要です。
②5個入り500円(1個=100円)
思い切って半分以下の入数にします。
個数が半分以下になるのですから、お客さんも「多少の割高は仕方ないよね」となります。
パッケージマーケティングをフル活用しないといけませんね。
そして、今から収益性を高めておきましょう。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。