【「売れる商品」なんてこの世に存在しません。「売れる売り方」があるだけです】
【「売れる商品」なんてこの世に存在しません。「売れる売り方」があるだけです】
こんにちは。松浦 陽司です。
お盆休みに入っている方もいらっしゃると思います。
今日も私の記事を見に来てくださり有り難うございます。
この記事を読んでくださっている貴方は、
なんらかの形で「パッケージ」に興味をもっていらっしゃるということですよね!
非常に嬉しいです!有り難うございます!
さて、よく「売れる商品をつくりたい」というお話(悲鳴?)を耳にします。
でも私はこのように答えます。
「売れる商品なんてないですよ」
お客さんはびっくりしますね(笑)
「松浦なら売れる商品を提案してくれる」
そう思って相談してくれているのに、「売れる商品なんてない」ですから。
でも、「売れる商品なんてない」というのは真理なんです。
多くの人は「商品」を売っていると勘違いをされています。
でも、お客さんは「商品」を買ってはいないのです。
「じゃあ、何を買ってるんだよ!」
そんな悲鳴が聞こえてきそうです。
もうちょっとお話しますね。
お客さんは「価値」を買っています。
その商品を手に入れることで、どんな「体験」が得られるかということを買っているのです。
日本で一番売れている風邪薬です。
でも、「パブロンが欲しい!めっちゃ好きで、毎日食べないと気が済まない!」という方は、この世の中にいらっしゃらないですよね(笑)
じゃあ、お客さんはどんな「体験」が得たくって、パブロンを買うのでしょう?
例えば「仕事が溜まっているから、なんとか明日は出社しないと!」とか、
あるいは「週末に家族旅行の約束がある。なんとか約束を守りたい」とか、
そういった「体験」が得たいんですよね。
このように「自社の商品がお客様にどのような体験をもたらすか」が「独自の価値」であり、この「価値」をしっかりとお客さんに伝えてあげないと売れないんです。
そうです!
「売れる商品はない」んです。
「売れる売り方」があるだけなんです。
そして、「この商品がなぜ、お客さんにとって素晴らしい体験が得られるものなのか」ということを、しっかりとパッケージで伝える必要があるんです。
お客さんに選んでもらう理由を、パッケージで伝える必要があるんです。
それが、パッケージマーケティングです。
その際のポイントは5つです。
① 絞り込む
② 売り込まない
③ 「好き・楽しい」を発信する
④ ストーリーを語る
⑤ 新たな意味づけをする
このことをまた後日、順番に、配信させて頂きます。
ありがとうございました。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。