【パッケージにちょっとした工夫でロスもミスも削減】~イツモクリーンのSDGsにつながるシールの工夫~
パッケージにちょっとした工夫で、ロスもミスも削減!
エネルギーもクリーンに!
働き甲斐につながる!
SDGsにもつながるこの工夫、試してみてはいかがでしょうか?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先日のブログやパケTubeでイツモクリーンのパッケージを紹介しました。
一見、別に普通のパッケージなんですが、
実はパッケージによるロスとミスを減らす
とある工夫があります。
それがこちら!
え?
よく分からないですか?
もうちょい説明しますね。
ボトルの表と裏に、
シールを貼ります。
通常は
・表シール
・裏シール
この2つは別々に印刷します。
ところが、イツモクリーンのシールパッケージは
1枚のシールに表シール&裏シール2種類を付け合わせで印刷しております。
表シールと裏シールの間に
スリット(切れ目)が入っているので、分離します。
これによって、何が起こるか?
実は「パッケージによるミスとロスが減ります」
・ミス
表シールと裏シールが別々の場合、
手作業でよくあるのが、
表シールはAさん、裏シールはBさんが貼っていく。
Aさんが「シール100枚、貼り終わった」といった横で
Bさんが「あれ?・・・私、シール2枚余ってる」というようなことが起こります。
単純なパッケージの貼り忘れ(汗)
裏シールが貼ってない2本のボトルを探すのが大変です。
でも、表シール&裏シールを付け合わせておくと
確実に1:1なので、貼り忘れが発生しません!
これって、SDGsで言う
「8 働きがいも経済成長も」につながっていると思いませんか?
ミス時間ロスが発生も発生しないので、生産性が高まりますよね。
・ロス
実はシール製造時にロスが発生しています。
2種類のシールを別々に印刷したら、
機械を2回動かさないといけないので、それだけでロスです。
時間だって、単純に2倍かかる。
しかし、2種付け合わせにすることによって、
この機械ロスも時間ロスも削減することができるのです。
もちろん、コストロスもです!
これもSDGsでいう
「7 エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」につながってます。
単純に、機械の2回通しを1回通しにしているので、電気代もインク代も時間も削減してます。
※基本的に同じ仕様(色数、紙質など)のシールに限ります。
今回の場合は、表裏4色カラーで同じでした。
※例外として
表4色(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)で、裏1色(ブラック)とかなら
付け合わせは可能です。
こんな風にパッケージにちょっとした工夫で、ロスもミスも削減!
エネルギーもクリーンに!
働き甲斐につながる!
SDGsにもつながるこの工夫、試してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。