【2025年、人は「買い物」をしなくなる 望月智之著】~パッケージの近未来予測~
【2025年、人は「買い物」をしなくなる】
そんなことを
望月智之さんという方は提唱しているんですね。
どれだけ世の中、激変?!
究極、簡単に言うと
店に行くことや、
現金を用意すること、
商品の現物を見ること、
さらには商品を自分で選ぶことがなくなる!
そういうこと。
かなり、衝撃の内容の本でした。
そして、この本には
パッケージのことについても言及する文章がありました。
ちょっと3つほど文章を抜粋してみました。
その後、松浦的解釈で、
解説を加えてみてみました。
①つ目
「自分の好み」という視点で言えば、オンライン上では商品のイメージは写真で判断される。つまり、商品パッケージが重要になる。
これに関していえば
オンラインサイトの画面上にあるパッケージを見ただけで
「あ、欲しい」と思ってもらえるようなパッケージが必要ってことです。
オンラインサイト上では
パッケージの画像は載ってないことも多いんですよね。
だって、パッケージが写ってなくても、
ネット上でいくらでも
補足説明できるからです。
でも、これってどうなんでしょうね?
ボクは「不親切だな」と思います。
パッケージは絶対にオンラインサイト上に映すべき!です。
だって、消費者サイドの気持ちになってくださいよ。
「どんなパッケージで届くのか分からない」
とか不安じゃないですか?
自分用じゃないときは
つまり、贈り物の時には、さらに重要!
「仲良しの陽子さんに送るんだけど
パッケージがしょぼかったらどうしよう」
なんて心配になりますよね。
オンラインサイト上では、
いや!
オンラインサイト上だからこそ!
さらに、パッケージの役割が重要になっていると言えます。
②つ目
いまやECモールやSNSで見たときに「いかに欲しくさせるか」を分析して、最適なパッケージデザインが施されているのだ。
やっぱり!
そうですよね、望月さん!
パッケージをオンラインで見ただけで
「欲しい」と思わせる工夫です。
ターゲットに訴えかけるパッケージを
オンライン上に掲載する必要があります。
③つ目
リアル店舗で並んだ時とは違う視点でのデザインが必要となる。面白いことに、昔は売れていたが、最近は売れ行きが落ちている商品について、パッケージをオンライン専用に変更したらまた売れ始めるということもある。
パッケージを、リアルと実店舗。
オフラインとオンラインで分けるってことは、
今後、当たり前になってくるでしょうね。
特にオンラインでは、パッケージの明確さが大切になります。
一目で
「かっこいい」
「かわいい」
「効能が分かる」
「面白い」
など、伝える必要があります。
リアル店舗では、接客で補足説明できました。
しかし、それがオンラインではできない(泣)
そこで、パッケージ!
1シュート1ゴールと言われるように、
強みや特徴をしっかりとパッケージの画像で伝えるのです。
以上です。
いかがでしょうか?
【2025年、人は「買い物」をしなくなる】
という衝撃のタイトルで読ませて頂いた本で
近未来のパッケージについて考えるきっかけになりました。
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。