【伝わるキャッチコピーパッケージで売上復活!「象がふんでもこわれない」サンスターアーム筆入】
【伝わるキャッチコピーパッケージで売上復活!「象がふんでもこわれない」サンスターアーム筆入】
おはようございます。松浦 陽司です。
突然ですが「1兆円の国家予算の無駄づかい」って言われても、
いまいち想像ができませんよね。
ところが、こういうとどうでしょう?
「毎日100万円使って、2700年以上!」
うわ~。
びっくりしますね。
こう言われると想像を絶する金額だって肌で感じますね。
さて、「耐荷重1.5トン」と言われてもピンときません。
でも、「象がふんでもこわれない」というと、「すごいな~」と思いますよね。
このキャッチコピーで一躍、有名になったのが、
「サンスター アーム筆入」
パッケージにもこのキャッチコピーをきっちりと書いて、
1965年の販売から数年で500万本を超えると言う昭和の大ヒット商品です。
この「アーム筆入」ですが、一時、パッケージから「象がふんでもこわれない」の文字が消えました。
「象のマークは強さのしるし!!」になってたんです。
それと共に売上の苦戦を強いられたようです。
しかし、2012年になって、パッケージを刷新!
再び「象がふんでもこわれない」のキャッチコピーがパッケージに掲げました!
ピーク時には及びませんが、市場から再評価され、売上を回復しつつあるそうです。
強烈なキャッチコピー!
伝わるキャッチコピー!
しっかりとパッケージで訴えることが重要だと痛感させられますね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。