【スーパーに買いに来る人が好むパッケージの2大特徴】~市岡製菓さんの なると金時 芋きんつばが大人気出荷中~
新商品開発は無から生み出すもの!
0から1じゃないと、新商品ではない!
・・・そんなことないんじゃない?
パッケージのちょっとした変化でも、それは立派な新商品開発です!
市岡製菓の芋きんつばが現在、
東北方面のスーパーへ大人気出荷中なんです!
うれしいなー。
その商品とはこちら!
なると金時 芋きんつば3個入り
実はこの商品は、パッケージをまとめたという新商品開発なんです。
通常はこちらの1個入りで販売されています。
その商品のスーパーでの販売を強化したいということで、
スーパーに来られる顧客のことを考えます。
<スーパーに買いに来る人が好むパッケージの2大特徴>
1)3~4個入りパッケージを好む
2)中身がわかるように、パッケージにシズル感を出す
順番に解説しますね。
1)3~4個入りパッケージを好む
ほら!
スーパーに来る人と言うか、日本全体で核家族化が進んでいます。
だから、納豆やプリンは3個入りパッケージ。
ヨーグルトなどは4個入りパッケージが多いでしょ!
だから、3~4個パッケージが好まれるのです。
この件に関しては、ぜひこの動画の4分00秒から観て欲しい!
もっと詳しく解説してます。
2)中身がわかるように、パッケージにシズル感を出す
スーパーに買いに来る人は
「自分用」か「自宅用」かの場合が多いのです。
だから、中身が見えない商品を嫌がる傾向があります。
だって、自分が食べるのに、何が入っていると分からないのではねー(汗)
だから、パッケージでお芋やお菓子の断面をしっかりと見せて
しっかりとシズル感を伝えてますねー。
※シズル感
食べ物や飲み物の広告写真で、食欲や購買意欲が刺激される感覚。おいしさや新鮮さなどを購買者に訴えかけるセンス。
Weblio辞典より
ちなみに、この写真は
市岡製菓の桑渕さんと田村さんがパケマツにご来社してくれて、
パケマツ桑原基輔氏が撮影したものなんです。
だから、この1個の芋きんつばを
3個にまとめるパッケージを新たに作っただけと言えます。
無から有。
0から1ではないんです。
今ある商品をどうパッケージ(組み合わせ)するかという発想!
3個にまとめ、シズルを感じるパッケージを作る!
それが新商品開発なんです!
それが現在、東北地方のスーパーにヒットしてどんどん出荷されているそうです!
ちなみに、こんな感じの十字パッケージに3個折り込んでおります。
パケマツと一緒に、こんな新商品開発してみませんか?
市岡製菓様、今回はご採用ありがとうございます!
市岡製菓(株)
住所: 〒770-8023 徳島県徳島市勝占町中山39−12
電話:088-669-3203
http://www.ichioka-seika.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。