【消費税増税に備えよ!今のうちから利益率を上げるのだ!…といっても分からない人は単位を変えよ!】
【消費税増税に備えよ!今のうちから利益率を上げるのだ!…といっても分からない人は単位を変えよ!】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦 陽司です。
来たるべき増税に備えていますか?
増税が2014年、2015年と2年連続であることは確実です。
(増税対策記事 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11322995454.html )
本日は増税対策の新ネタです。
よくある方法。
①パッケージも中身も一緒。
でも、微妙に入数が減っている。
1個100gが、95gになっているなど。
これは本当によくある手段です。
有名な商品も、以前の増税の時に入数(本数)が減ったとかあります。
②中身は同じでも、パッケージと品名を変える。
如何にも新商品っぽくして、利益率を改善しておく。
こちらも食べ物の世界では、本当によくある手段。
「新商品っぽく見えるけど、食べたら前からある××と同じじゃないか?」
以上の方法は本当によくあります。
注意深く見ていてくださいね。
そして、今日、ご提案するのがこちら!
③単位を変える
これです!
さて、お読み頂いている貴方は、お米が1kg 何円だか知ってますか?
だいたい、1kgで、400~500円くらいです。
これは店頭で売っているので、その通りなんです。
主婦なら知ってます。
では、主婦の貴方に聞きます。
お米1合は何円ですか???
・・・分からないでしょう。
そりゃそうです。
だって、そんな単位で売ってませんから。
ここで以前に登場した隅田屋商店さんの登場です。
(以前の記事 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11294586102.html )
1kg 何円のお米の世界で、基準を変えてしまいました。
2合、4合などの、「合」で売り出したのです。
お客さんとしては、お茶碗何杯分なのかイメージできて非常に便利!
そしてそれ以上のメリットがあったのです。
1合、・・・・だいたい何円なの?
どうです?
分からないでしょう?
だって、そんな単位で商品は売っていません。
つまり、単位を変えることで、価格決定権を取り戻せることがあるんです。
こんな風に、
住む世界を変える。
価値観を変える。
単位を変える。
そんなちょっとした工夫で、価格競争から抜け出せるかも知れません。
量の単位は色々あります。
m
㎝
kg
g
合
回分
個入
人分
ぜひ、業界にない単位で、お客さんが分かりやすい単位に変更を考えてみてくださいね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
1 件のコメント
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なるほど面白いですね^^
やはり売り方には様々なアイディアがありますね!
これは色々と転用できそうですね。