【冷凍食品は「ストック」するものから「その都度購入」に変化!引き続きカップヌードルおにぎ
【冷凍食品は「ストック」するものから「その都度購入」に変化!引き続きカップヌードルおにぎり】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦 陽司です。
今日は「カップヌードルおにぎり」の中身のパッケージ話です。
(外側パッケージの話 http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11400063846.html )
中のパッケージは「カプセル」と呼ばれるパッケージ。
3つに連なっていて、1個ずつ切り離すことができます。
なんと!
調理と食事の2つの機能を一つのパッケージで実現してます。
①レンジの中に入れると、お皿に移すことなく調理できる。
②食べる時はお皿の代わりとして使える。
冷凍食品市場は2006年をピークに減少していた。
しかし、2008年から再び成長軌道に戻っているんです。
その理由が「個食ニーズ対応」なんです。
昔、冷凍食品は「冷凍庫にストックしておくもの」でした。
ところが今は、「食べたい時に購入するもの」に変わっているんです。
だって、ストックしておかなくても、おにぎりならコンビニで売ってます。
だから、カップヌードルおにぎりは、
①少量3個のパッケージ
②しかも、1個ずつ切り離せるパッケージ
③そして、調理もでき、
④お皿の代わりにもなる。
というパッケージになったんですね。
このことも、発売後3週間で生産停止になるくらいの大ヒットに貢献していることは間違いないと思います。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。