【爆発的売上でテスト販売打ち切り!2002年95億円の大ヒット「甘栗むいちゃいました」クラシエ】
【爆発的売上でテスト販売が打ち切り!2002年には95億円の大ヒット「甘栗むいちゃいました」クラシエ】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
記念すべき500本目のパッケージマーケティングネタになりました!
いつも有り難うございます。
「甘栗むいちゃいました」といえば、クラシエの大ヒット商品!
1999年の静岡県のテスト販売では、供給が追い付かないほど売れて打ち切り!
2002年には最大95億円2002年の売上を達成しました。
その秘密はパッケージマーケティング!
①ネーミング
②パッケージ容量
この2つの視点で解説させて頂きます。
①ネーミング
露店で売っているような天津甘栗には不満がありましたよね。
「皮を剥いて食べるのが面倒だ!!」
そこで、もう皮を剥いちゃった栗を発売しようとなったのです。
そして、どんなネーミングにするか?
紆余曲折があったといいます。
当時、ポケットモンスターが流行っていたということがあり、
「ポケット甘栗」にしようという案もあったようです。
しかし、それよりもお客さんにストレートにこの商品の価値が伝わるようがいい!
その価値は「食べやすいこと」だ!
最終的に「甘栗むいちゃいました」というネーミングになりました!
パッケージにも大きく印刷して伝えてますね!
やっぱり、「伝える、伝わる」ということがパッケージには非常に重要です。
②パッケージ容量
露店の甘栗の不満要因のもう一つが「多すぎる」ということです。
意外過ぎますか?当たり前すぎますか(笑)?
ここの着目したクラシエ!
小腹を満たすくらいのパッケージ容量にしよう!
調査の結果、1個約5グラムで、7個食べれば小腹が満たされることが判明。
そこで基本は35g容量になりました。
こういったパッケージの工夫で、2002年売上95億円を達成したのです。
パッケージでしっかり、お客さんに価値を伝えることの重要性!
そしてパッケージ容量も大切ということでした!
パッケージマーケティングネタ500本目達成です!
みなさんが応援してくれたお陰です!有り難うございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。