【食べるシーンをパッケージで創る】~どん兵衛の年明けうどんに学ぶ~
さー、いよいよ2020年も大晦日ですね。
あなたは「年越しそば」の
準備はできていますか?
うちは今日、やります。
・・・買いに行くだけですけど(笑)
ところで、今日ほど「うどん」の
肩身が狭い日はないですよね。
「年越しそば」なんて言われたら
「うどん」の立場がない。
でも、うどん派のあなた、
ご安心ください!
「年越しうどん」を
食べようじゃありませんか!
「どん兵衛」の「年越しうどん」
毎年年末になると
パッケージに
「年越しうどん」と表記して
販売されてます!
「年明けうどんってなんだよ?」
って方もいらっしゃると思います。
ちゃんと、Wikipediaさんにも掲載されてます。
さぬきうどん振興協議会が提唱したもので
「年越しそばは“細く長く”を願って年末に。
年越しうどんは“太く長く”を願って年始に」
こんな思いで生み出されたもの。
まあ、おそらくは
「年末年始にもうどん食べてよ~」
という切なる願いからだとは思います!
(ここだけ松浦推測)
この活動に、
天下の日清さんが乗ってきた!
パッケージにも
「年明けうどん」を表記して、
食べるシーンを創ってるわけですね~。
そうなんです。
食べるシーンを
パッケージで創ることができます!
例えば、以前にパッケージ開発した
山川町生活改善グループのお話。
代表である中川成子さんから相談を受けました。
「甘酒が売れないんです」
お話を聞くと
甘酒って、、、お酒じゃないんですね(笑)
そんなこともボクは知りませんでした。
※注意
米麹からできている甘酒はお酒じゃない。
酒麹からできている甘酒はお酒です。
さらに
「どんなシーンで
甘酒を飲むのが
一番いいんですか?」
と聞くと、
ボクにとっては意外な言葉が返ってきました。
「それは、朝なんですよ。
朝のエネルギーチャージにすごくいいんです。
甘酒は“飲む点滴”と言われるくらい
栄養豊富なんですよ。
なるほど。
そして生まれた商品がこちら!
「忙しい朝に天然チャージ 朝飲む麹 つぶつぶ麹甘酒」
だいたんに
「朝飲むシーン」を生み出しました!
ノンアルコールも
しっかりと表記してます。
現在、定期販売はしてないのですが
徳島のイベントなどに出品されていて
「なんだこれ?」と一度購入した方が、
「甘酒って朝飲むんだ」ってことを知って
継続購入にもつながって行ってます。
食べるシーンを
パッケージで創ることができます!
よかったらパケマツと共に
食べるシーンをパッケージで創りませんか?
ちなみに
こちらのお話は
Yahoo!ニュースにもご掲載くださいました。
合わせてご覧頂けると嬉しいです。
それとあなたの年越しのお供に。
よかったら、パケTubeも
ご覧くださると嬉しいです。
チャンネル登録してくれたら
松浦が異常なくらいなついちゃうかも(笑)
それではみなさま
よいお年を~。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。