【パッケージカラーを決める時の基本① アイコニックカラー(象徴的な色)を使う】
【パッケージカラーを決める時の基本① アイコニックカラー(象徴的な色)を使う】
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
想像してみてくださいね!
もし、東京ばな奈のパッケージが真っ青なカラーだったら??
こんなにもロングセラーになったと思いますか??
中小企業の社長が時々
「俺が青が好きなんだから、パッケージも青」と決める時があります。
でも、この決め方は実はとってももったいないんです。
商品の特徴や、開発コンセプトが全く伝わらない。
結局、売れないということになります。
じゃあ、どうやって色を決めるのか?
今回は基本となる1つを紹介します。
それは「アイコニック・カラー」を使うことです。
突然そう言っても分からないですよね。
解説すると、アイコニック・カラーとは「象徴的な色」です。
もっと分かりやすく言うと、その色を見ただけで
「あぁ、この商品はバナナを使ってるんだ」
「これはチョコレートだな」とか分かるということです。
チョコレートに茶色のパッケージが多いのは、やはりアイコニックカラー。
原材料のカカオを象徴しています。
売れ続けている「東京ばな奈」が黄色なのは、
やはりバナナ=黄色というアイコニックカラー。
お客さんに伝わりやすいカラーでパッケージをつくることは非常に重要ですね。
ただし、これはパッケージカラーを決める時の手法の一つです。
また他の手法も後日、書かせて頂きますね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。