【商品は会社の看板にならない! パッケージが会社の看板になる!】
高級「生」食パンの先駆者ともいえる
「乃が美」のCMを見ました!
「乃が美」のパッケージである
超巨大な紙袋が空から降ってきます!
かなり迫力ある画像ですねー。
でも、ちょっと考えてみると
変じゃないですか?
乃が美は高級生食パンのお店なんだから
食パンを降らせたらいいじゃないですか!
でもそうしないのは何故でしょう?
それは
商品は会社の看板にならない!
パッケージが会社の看板になる!
からです。
だって、空から
食パンが降ってきても
「どこの食パン?」
って分かりますか?
分からないですよね。
「ヤマザキ??」
「パスコ??」
なんて思って終わりです。
「乃が美」は決して思い出されないでしょう。
しかし、
パッケージがあるから
「あぁ、乃が美ね」
って分かるんです。
だから、パッケージを
空から降らせているんですね。
商品は会社の看板にならない!
パッケージが会社の看板になる!
という意味は伝わりましたでしょうか?
だから、特に人に手渡す商品については
「紙袋」って重要になります。
しかも、既製品の紙袋じゃない!
オリジナルの紙袋です。
例えば、徳島のお花屋さん
「花由」さんでは、
かつて既製品の紙袋を使ってました。
まあ、でも白や茶の紙袋見ても
「あ、花由さん」って分からないですよね?
貰った方がですよ。
「うわー、とてもきれいなお花!
ありがたいなー。
今度、私が送るときは
この花屋さんがいいなー。」
って思ったとします。
でも
「うーん、どこの花屋さんか分からないや。
贈ってくれた人に聞くまでもないし、
まあ、いいか」
チーーーーン!
顧客を一人、逃してしまいました(汗)
だから、新しい紙袋パッケージを作りました。
お花屋さんは
お祝いにも、仏事にも使えるような
紙袋の方が重宝するんですよね。
だから、シックな焦げ茶色を採用。
花由のロゴを入れ
ブランド名をしっかりと伝えます。
側面にはお花の柄を
グラデーションで入れました。
これによってブランドを伝える力も高まりました!
実は、、、こぼれ話。
花由さんの場合
オリジナルで作った方が
既製品の紙袋より、
単価が安くなりました。
もちろん、数が数千枚以上できるので
「そんなにたくさんは。。。」
というお店には向きませんが
花由さんの場合は
「花由ブランドも伝わるし
紙袋パッケージの単価も下がってよかった」
と言ってくださいました。
そんな風に言ってくれて
嬉しいなー(^^♪
本日のブログは
商品は会社の看板にならない!
パッケージが会社の看板になる!
というお話でした!
<本日のオススメパケTube>
徳島ビジネスチャレンジメッセさんが作ってくれた
パケマツ紹介動画です。
いつもと違ったテイストを楽しんでもらえたら嬉しいです。
「え、うちの会社の紙袋を
見直してみようかな?」
って思った方は、
お気軽にお声かけてくださいませ。
問い合わせフォームからでも
メッセンジャーからでも大丈夫ですよ(^^♪
今はzoomも便利です。
いつでも画面越しでお会いできますしね!
あなたにお会いできるのを楽しみにしてます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。