【パッケージとブランドの関係を考える「におい」グリコの響香はにおいのあるパッケージ?】
【パッケージとブランドの関係を考える「におい」グリコの響香はにおいのあるパッケージ?】
おはようございます。
世界初、徳島発のパッケージマーケッターの松浦陽司です。
ブランドとパッケージの関係を考えてます。
ブランド要素の中に「におい」というのがあります。
Abercrombie & Fitch(アバクロンビーフィッチ)というアパレルブランドをご存知でしょうか?
こちらの商品には香水がかけられています。
もちろん、店内もその香水の香り(におい)づけがされています。
なぜ、こんなことをするのでしょうか?
それは「あ、この香り、アバクロだ~」という再認してもらうためです。
この「におい=アバクロ」という体験を繰り返すことで、
アバクロが「ブランド化」されていく訳です。
でもねぇ。
「におい」をパッケージで表現するって、さすがに無理でしょう。
・・・と思ったら、実はパッケージでも表現できるんですね。
グリコ 響香(ひびか)
右上を注目してください。
POPシールが貼ってあります。
「このシールをこすって 香りの体験!
チョコレートの香りがします」
このように書いてます!
そうなんです。
においのするパッケージ(シール)なんです。
もちろん、このパッケージはまだまだ一般的ではありません。
においの調整も非常に難しい。
ロットの問題もある。
実際に世の中に出ているのを、あまり見かけません。
でも、「におい」も表現できるというところに、
パッケージとブランドの関係性を感じます。
さて、
ブランド要素は9つ
①パッケージ
②色
③キャラクター
④ネーミング
⑤キャッチコピー
⑥ドメイン
⑦ロゴ
⑧におい
⑨ジングル(音)
パッケージで、①~⑧まで表現できることを書いてきましたが、
さすがに、⑨ジングル(音)は表現できないでしょう??
そのように思った方は、次回をお楽しみに!
過去のブランドとパッケージの関係記事はこちら
①パッケージとネーミングの関係
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11451445898.html
②パッケージとキャラクターの関係
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11452859753.html
③パッケージと色の関係
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11453580999.html
④パッケージとキャッチコピーの関係
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11454223091.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。