【スタバが使っている 客単価アップの方法】
大阪市が全国初
「まん延防止措置」を
政府に申請しましたね。
「まん防」は、実質的には
「ミニ緊急事態宣言」とも言われています。
時短営業の要請や
それでも営業している店舗への
罰則なども発生します。
「マンボウ」だなんて
かわいい名前とは裏腹に
飲食店にとっては
恐ろしいことです。
売上は、客数と、客単価の掛け算です。
売上=客数×客単価
「客数」は確実に減るので
「客単価」をあげないといけませんね。
ではどうやって??
パッケージを変えただけで売上8倍!単価5倍!
“売れない”を“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの松浦陽司です!
今日のブログは
「スタバが使っている
客単価アップの方法」
で行ってみましょー!
あなたはお寿司屋さんです。
昼のお寿司セットを販売しています。
Aランチ 1000円
Bランチ 1300円
多くのお客様が
Aランチを選んでいます。
でもあなたは
客単価の上がる
Bランチをもっと
買って欲しいですよね。
どんな工夫をされますか?
「BランチをPOPで推す」
「接客でBランチを薦める」
いいと思います。
でも、もっと簡単な
方法があるんですよ(^^♪
それは
Cランチ 2000円
を作ること。
これを
「松竹梅理論」と言います。
できたらメニュー名も
「松竹梅」に変えましょう。
そして、安い順じゃなくって
高い順に表示するといいですね。
松 2000円
竹 1300円
梅 1000円
高い方から順番に見せます。
「アンカリング効果」っていうんですが
高い方に先に意識が行くので
あとから見る竹、梅が
グッと安く見えます。
そして
日本人は二択だと
「安い方」
三択だと
「真ん中」
を選ぶ傾向が強いのです。
一番高いのと
一番安いのは
避ける傾向にあるんですね。
「極端の回避性」とも言います。
諸説あるので
割合は参考にしておいて
欲しいのですが
二択だと
竹 2割
梅 8割
で安い方を選ぶそうです。
三択だと
松 2割
竹 5割
梅 3割
これだけでもさっきの場合
お客様が10人だとすると
竹 2割 2人×1300円=2600円
梅 8割 8人×1000円=8000円
合計10600円
松 2割 2人×2000円=4000円
竹 5割 5人×1300円=6500円
梅 3割 3人×1000円=3000円
合計13500円
おおっ!
売上が27%もアップしました。
メニューを増やしただけなのに!
なので、客単価をアップしようと思ったら
メニューを3つか、4つ作るといいんですね。
これって、実は
パッケージでもできるんです。
スタバのドリンクパッケージを
思い出してみてください。
4つパッケージサイズが
用意されています。
でもこの「ベンディ」って
頼みますか??
ボクは頼んだことない。
590mlも入ってる!
でも、ショート240mlも
あまり頼まない。
頼むのって、、、
トール350mlが多くないですか?
これって、パッケージサイズを
4種類用意することで起こる
「極端の回避性」を利用してます。
「一番大きいベンディと
一番小さいショートを避けたい」
「じゃあ、トールか、グランデ」
という感じです!
あなたの商品も
パッケージサイズを
3~4個用意するだけで
客単価が上がるかも知れません。
本日のお話は
「スタバが使っている
客単価アップの方法」
ということで
「松竹梅理論」や
「極端の回避性」をご紹介!
パッケージサイズを
3~4個用意するという
お話でした!
これって、あなたのお仕事でも
すぐに使えることないですか?
ご参考になれば幸いです!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。