【理念を経営の判断基準とする】
いやー、せっかく
緊急事態宣言も明けたのに
もう、早くも
「第4波の影」とか
言われちゃってますよね(汗)
また、緊急事態宣言?
それとも、このまま?
政府の「判断」が問われるところです。
経営をしていたら
毎日、「判断」の連続!
値決めの「判断」
問い合わせ返信の「判断」
シフトの「判断」
そして、今はこんな
流行病のご時世ですから
「判断」することも
増えておりますよね(汗)
今日のお話は
「理念を経営の判断基準とする」
というお話。
2021年3月27日(土)
理念と経営zoom四国大会
熊本駅構内タクシー
稲葉伸一郎氏の講演!
理念経営がいかに大切か!
熱く語って頂きました。
質疑応答タイムで、ボクは
稲葉講師へ質問したんです。
<質問>
大きな変更がある時
特に業態変更や、
方針変更があるとき
理念を基準に「判断」され、
社員に説明されていると思います。
その時に
「それは理念じゃない」
という声が社員さんから
でることもあるかと思います。
稲葉さんはどのように
社員さんに説明されておりますか?
<この質問をした意図>
この1年、本当に大きく
世の中は変わりました。
業態変更で言うと
例えば、飲食店。
居酒屋経営だと
経営者が
「今まで居酒屋だったけど
焼き肉屋に業態変更だ!
注文は全部タブレットだ」
と言ったとします。
すると、社員さんが
「え?!社長、何言ってんすか?
“接客を通して、お客様と仲良くなる”
これが理念だったでしょ?
接客できなくなるじゃないですか」
なんて言うことありますよね。
方針変更で言うと
例えば営業会社。
経営者が
「足で稼ぐ営業をやってたが
これからはブログとYouTubeに
方針変更だ!」
と言ったとします。
すると社員さんが
「今の今まで“足で稼げ”って
言ってたのに
急に、そんなのできないですよ」
って言われそうですね。
そんな疑問もあって
稲葉さんに質問させて頂きました。
<稲葉さんの場合>
稲葉さんは過去に
こういったことをやって来たんです。
業態変更については
昔、「ホテル業」だったのが
「タクシー業」に変わってます。
「全然、業態違いますやん」
って不満が出そう!
方針変更については
業界より10年早く
「全車禁煙」に変えたそうです。
「いやいや、お客様への
親切を売り物にしてるのに
それって、吸う人にとっては
不親切やないですか」
と言われそうです。
でも、やり遂げてきた
稲葉さんはなんと答えてくれるのか?
<稲葉さんの回答>
判断基準はおっしゃる通り
「理念」で間違いありません。
その中で、大切なのは
①利便性の追求(お客様の満足)
②社会性の追求(世の中の流れ)
この2つです。
例えば全車禁煙については
お客様の求めるものが
「健康に変わってきたこと」
社会全体が禁煙に動いていたこと。
ここに熊本駅構内タクシーが
いち早く取り組むことに
理念の実践があると判断された。
こんな風なご回答を頂きました!
なるほどなー。
本日のブログは
「理念を経営の判断基準とする」
というお話でした。
あなたの経営のヒントになれば幸いです!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。