【ネピア「鼻セレブ」はなぜ購入されるのか?機能的価値3割:情緒的価値7割に訴えるパッケージ】
【ネピア「鼻セレブ」はなぜ購入されるのか?機能的価値3割:情緒的価値7割に訴えるパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨夜はブランディングセミナーを受講しておりました。
その時に講師のサンアスト( http://www.sunast.co.jp/ )の佐治邦彦さんに教えて頂いたことを、
パッケージマーケティングで考えてみました。
お客さんは商品(モノ)自体を買っていません。
①機能的価値と②情緒的価値を買っています。
①機能的価値とは、商品そのものの物理的な機能です。
うどんなら美味い。
車なら走る。
ティッシュなら鼻が拭ける。
②情緒的価値とは、商品に付加されたイメージや利便性です。
大正製薬の風邪薬ならなんとなく効きそう。
グッチのバックは高級で質が良さそう。
スタバはお洒落そう。
そして、今、人が商品を購入する時に大切なのが②情緒的価値であると言われているそうです。
「うどんは味が一番でしょ?」と思ってしまうものです。
でも、味は3割だそうです。
それ以上に、購入動機の7割もが情緒的価値!
広告、CM、店舗の雰囲気、接客、そしてパッケージなど、
そのうどんを取り巻くイメージ「情緒的価値」が大切になってきます。
「鼻セレブ」
なんだか、セレブな感じがしますね(笑)
「ティッシュ」という①機能的価値で考えると、鼻が拭けたら言い訳です。
でも、商品名が「ティッシュ」で、パッケージが真っ白のパッケージを想像してみてください。
・・・・買いますか?
買わないですよね。
「鼻セレブ」というネーミングでセレブ感や鼻に優しいイメージを与えます。
パッケージも可愛くって目を惹きます。
(詳しくはこちら http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11220355093.html )
そういうイメージ②情緒的価値があるから、購入動機になるんですよね。
パッケージでお客さんの情緒的価値に伝えることを考えると面白いですよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。