【「意味」を変える 「売場」を変える】~パッケージを変えると売り場が変わる~
大坂なおみ選手が先日
「ラケット破壊」で問題になってました。
大事な試合に負けて
悔しいのも分かるのですが
過去にも何度もラケット破壊してます。
どうやったら
怒りをコントロールできるのか?
そのことから学ぶ
パッケージへの応用は?!
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上8倍!単価5倍!
“売れない”を“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの松浦陽司です!
本日のテーマは
「意味」を変える
「売場」を変える
で、行ってみよーーー!
「怒り」って言葉はキツイですからね。
「怒り」って漢字をみるだけで
怒っちゃう気がしますよね(笑)
ボクが昔、見たYouTubeの中に
「怒りに名前を付けて、
感情をコントロールしよう」
というテクニックが紹介されておりました。
探したけど、その動画、見つからなかった(汗)
また、もし見つかったら紹介します。
どういうことかと言うと
「上司に怒られた感情」は
「パスタ」とか。
「妻に小言を言われた時の感情」は
「コロッケ」とか。
怒りの感情に可愛い名前を付けちゃう!
すると
「あぁ、今、パスタな気分だ」
「くそぉ、コロッケな感情だ」
ほら!
文字を見るだけじゃ、
まったく怒りが湧いてこない(笑)
「怒り」という意味が
どっかに飛んでっちゃった。
むしろ、食べ物のほうに
思考が持っていかれちゃいますね。
大阪なおみ選手も
試合に負けて悔しい感情は
「お寿司」とか名付けたらいいんじゃないかな(笑)
「あー、試合に負けて
お寿司な気分だ」
ね!
これでもう、ラケットは
破壊しなくてよさそう(^^♪
これって商品においても同じ!
ネーミングやパッケージで
商品自体の「意味」を変えることができる!
例えば、市岡製菓の
「なると金時 芋きんつば」
もともとはお土産物屋さんで
8個入とか、12個入とか
ケース入りで売られておりました。
でも、こんなご時世で
お土産物屋さんでモノが売れません(汗)
そこでパッケージの入り数を
3個入に変更しました。
すると、2020年10月から
発売4ヵ月で6000袋売れる
ヒット商品になりました!
「これって、どういうこと?」
実は「売り場」が変わりました。
お土産物屋さんではなく
スーパーで販売されたんです。
スーパーに買い物に来る人は
家族用に商品を買うことが多い。
核家族や単身生活者など
3人以下で暮らしている世帯が多い中
スーパーでは「3個入」という
パッケージ容量が非常に求められます。
ほら、プリンや納豆やモズクも
3個入が多いでしょう!
芋きんつばも
多い個数だと「お土産用」
3個入だと「家族用」
パッケージが変わることで
意味合いも変わりました。
それによって
今まで売上0だったスーパーに
商品を導入できるのですから、いいですよね!
本日のテーマは
「意味」を変える
「売場」を変える
でした!
あなたの人生の意味はなんですか?
素敵な言葉で、
素敵な人生にしていきましょう(^^♪
<おまけトーク>
この芋きんつばパッケージを
横から見るとこんな感じです。
↑
非常に薄いでしょう!
実はレジ袋有料化の影響もあり
「パッケージ薄いので
バッグにそのまま入れれる」
と喜んでくれるお客様も多いんです。
パッケージの薄さ。。。
これも意味が変わるきっかけになりますね。
この商品は
徳島ではハレルヤスイーツキッチンの3店舗!
https://www.hallelujah-sweets.com/
徳島以外の方は
市岡製菓のオンラインショップ
http://halleichi-tuhan.shop-pro.jp/?pid=155129015
お買い求めいただけます!
ぜひぜひ一度、ご賞味あれ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。