【美味しさを売らない飴ちゃん。タニタ食堂の「ごほうびキャンディー」がパッケージで伝えるもの】
【美味しさを売らない飴ちゃん。タニタ食堂の「ごほうびキャンディー」がパッケージでお客さんに伝えるもの】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「タニタ食堂」と聞いたら皆さん、なにを思い浮かべますか?
「健康」とか「ダイエット」とかがでてきませんか?
でも、ちょっと思い出してみてくださいね。
もともと「タニタ」といえば「体重計」の会社です。
今は完全に「健康」がキーワードの会社に変わりましたね。
それは理念から商品が一貫性があるからだと思われます。
タニタの理念は
「我々は、はかるを通して世界の人々の健康づくりに貢献します」です。
理念にすでに「私たちの売り物は健康」と書いているようなものです。
体重計はその手段だったんですね。
理念がしっかりすると、商品も変わります。
「タニタ食堂 ごほうびキャンディー」という商品があります!
ネーミングがまずいいですね。
「ダイエットに頑張っている貴方に、ちょっとごほうびいかが?」と、
明確にターゲットに呼びかけているようです。
パッケージを見ても、、、、
どこにも「美味しい」とか「果汁」とかは書いておりません。
その代わり「カロリー10kcal」のことについては、派手に大きく書いてますね!
だって、健康が売り物ですから。
なんだか食べただけで健康になりそうな錯覚すら起こりますね(笑)
さらには
「タニタ的カロリー計画 3粒30kcal」をどんな動きで消費できるか書いてます。
「ウォーキング約4分で消費」
「ジョギング約4分で消費」
「掃除機をかける約11分で消費」
「階段の昇り降り約6分で消費」
自分のカロリー計算ができますね!
美味しさでなく健康を売るキャンディー!
タニタ食堂 ごぼうびキャンディーのパッケージマーケティングでした。
今回のネタは、松本英次さんのブログより頂きました!
(元ネタ http://ameblo.jp/earvin/entry-11534404847.html?frm_src=thumb_module )
有り難うございます!!
☆☆☆
過去にアービンズ(http://www.earvin-s.com/)松本英次社長に教えて頂いたネタ集
①
【ブランドとは「あ!あれだ!」という体験を繰り返してつくられる MINIの街頭段ボール】
http://search.ameba.jp/search.html?q=MINI&aid=p-matsuura
②
【「パナソニック panasonic」と「エネループ eneloop」パッケージマーケティングで変遷を考える】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11481590271.html
新デザインは「パナソニック」のロゴが大きく表示され、
その下に小さく「エネループ」が表示されます。
③
【国内初!落ちないキャップ採用!“FROM AQUA”(フロムアクア)~谷川連峰の天然水~】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11491375851.html
④【ミネラルウォーターが0カロリーなのは当たり前ですよね。でもお客さんにとってはそうでないかも】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11503072417.html
⑤【ロッテの「Fit’s LINK」が機動戦士ガンダムとコラボ!機能的価値「味、長続き50分!!】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11518473712.html
ザク オリジナルミント味
グフ ノーリミットミント味
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。