【なんで愛媛名物が東京で売れるの?パッケージを変えることで歌舞伎座で売れる山田まんじゅう】
【なんで愛媛名物が東京で売れるの?パッケージを変えることで歌舞伎座(東京)で売れる山田まんじゅう】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
四国は愛媛の発祥のお菓子
山田屋まんじゅう
140年以上愛され続けています。
当然!愛媛銘菓!
・・・なんですが、なぜか東京で売れています。
歌舞伎座で売れているんです。
なぜでしょう?
それは「パッケージが違うから」です!
通常の山田屋まんじゅうパッケージがこちら。
そして、歌舞伎座での山田屋まんじゅうパッケージがこちら。
どうです?
はっきりと違うでしょう!
通常パッケージ…創業年月日が書いてある
歌舞伎座パッケージ…「歌舞伎座」って書いてある!!
(よく見ると、模様の色もちょっと違います)
どうです?!
これだけの違いです!!
饅頭の味はどうかと尋ねると、
実際に食べた八多病院の杉本順子先生の話です。
「中身は一緒ですよ~」(笑)
そうなんです。
中身は一緒なんです。
それなのに、パッケージを変えることで
愛媛のお土産が東京で売れてしまうんです。
しかも、変えたと言っても、、、ちょっと変えただけですよね(笑)。
お土産ものでは特に顕著です。
お客さんが買っているのは「味」ではないんです。
「歌舞伎座に行ってきたよ~」という思い出なんですよね。
なんと、四国からのツアー客が
「お土産に買って帰ろう」という現象もよく起こっているそうです。
逆輸入ですね(笑)
もちろん、杉本順子先生もパッケージ買いをしたそうです(笑)
お客さんが欲しいものを本当に理解すれば?!
馬子にも衣装!
人間至る所に青山あり!
パッケージを変えることで、
土地を変えることで、
売れることがあるかも知れませんね!
今回のパッケージマーケティングネタは杉本順子先生に教えていただきました!
有り難うございました。
☆☆☆
杉本順子先生から教えて頂いた過去ネタ
①
【誰もが幼少の時に使った「サクラクレパス」が「タオル」になっちゃった?!サクラクレパスタオルパッケージマーケティング】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11499577280.html
②
【ペプシ ホワイト 雪みかん味ってなんだろう(笑)?2012年 冬季限定発売!6種類のパッケージでたのしい!】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11428661848.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。