【パッケージを変え新たしい場所を生みだしたロート製薬の「ままハグ 日焼け止め」パッケージ】
【パッケージを変え新たしい場所を生みだしたロート製薬の「ままハグ 日焼け止め」パッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッター®の松浦陽司です。
ロート製薬さんの「ままハグ 日焼け止め」は
パッケージを変えることで、新しい売上をつくりました!
そのパッケージマーケティング®を探ります。
「日焼け止めのパッケージ」といえば、みなさん、どんなのを想像します。
殆どの方は「チューブ状」か「ボトル状」を想像するかと思います。
それが一般的ですからね。
大人が持ち歩くのにもとっても便利です。
でも、子供は日焼け止めなんて持ち歩きませんよね。
ついつい慌てて遊びに飛び出し、
「あ、日焼け止め忘れた!でも大人用のしかないし」
ということで、子供はすっかりと紫外線にやられてしまいます(泣)
そこでロート製薬「ままハグ 日焼け止め」は考えました。
「子供に相応しい日焼け止めを塗るシーンってどこだろう?」
考えは仮説は「玄関口」でした。
子供が遊びに飛び出る前に、
「ちょっと、日焼け止め塗らないとダメよ」とお母さんが注意できます。
「玄関口に置いてもらえる工夫はできないか?」
そして、玄関口でさっと塗れるようにパッケージに工夫が!
それは日焼け止めでは珍しいポンプ容器パッケージの採用です。
チューブ状、ボトル状だと玄関口に置いておけても、
蓋を外して塗らないといけないので面倒です。
子供はそんなの待てません。
ポンプ容器パッケージだと、さっとプッシュすればもう塗れるのです。
これで子供の肌も護れます。
パッケージを変えることで、大人用が子供用に!
カバンの中から、玄関口に!
用途や場所が変わっていくんですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。