【「俺の・・・」と言っているのに何故か女性に大人気!ファミリーマートの「俺のエクレア」シリーズ】
【「俺の・・・」と言っているのに何故か女性に大人気!ファミリーマートの「俺のエクレア」シリーズ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ファミリーマートが2013年6月11日に発売した
「俺のスイーツ」シリーズ。
「俺の」と銘打ってある、もちろん男性をターゲットにした商品。
まぁ、パッケージは黒いわ、ボリュームは多いわ、完全に男性向け。
ちなみにエクレア1.5倍、ティラミスは2.6倍、プリンは2.5倍の量だとのこと。
そりゃ多い!
しかし、男性もさることながら、女性にも高い人気を誇っているそうです。
しかも、売上も通常、発売1ヶ月で落ちていくが、
この「俺のスイーツ」シリーズは売上が落ちないとのこと。
一体、秘密は何なのか?
秘密を3点ほど推測してみます。
①「俺の」というネーミング
これで男性の方が「あぁ、俺が買ってもいいんだ」という安心感を与える。
②パッケージの色
このパッケージは黒です。
今まで「本当はスイーツが食べたいけど、パッケージが可愛すぎてレジに持っていくのが恥ずかしい」という男性が持っていきやすかった。
③限定感
あえて「俺の」と「男性専用」を伝えることで、
逆に「私も食べてみたい」という女性の心を掴んだ。
ターゲットは狭めると、需要は広がるのです。
「誰にでも売ろう」とすると、意外と誰にも売れなくなってしまいます。
「ターゲットを絞り込めば売れる」
「狭めれば広がる」のです。
「朝専用」として大ヒットしたモーニングショットなどが非常に良い例ですね。
詳しくは http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11498245704.html
ターゲットを絞り込んだパッケージマーケティングでした。
☆☆☆
2002年10月発売のアサヒ「モーニングショット」!
同年12月までの2カ月で約1億2000万本販売!
10年たった2012年でも月間3億本売れている!
そんなモーニングショットのパッケージの秘密も掲載されています!
「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。