【時代の先駆者パッケージ サラヤ ヤシノミ洗剤 詰め替えは最初、売れなかった(泣)】
【時代の先駆者パッケージ サラヤ ヤシノミ洗剤 詰め替えは最初、売れなかった(泣)】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
ヤシノミ洗剤 詰め替えパック (サラヤ)
今や当たり前となった「詰め替えパック」。
このパッケージをいち早く採用したのはヤシノミ洗剤。
採用当時の1982年は売れなかったそうです。
これは時代を先取りし過ぎたのが理由です。
また世の中が環境問題への関心が薄かったんですね。
しかし、どんなに売れなくても、環境問題の意識を高めるために、
サラヤは詰め替えパックを販売し続けました。
その成果が実ります!
1990年ごろから環境問題への関心も高まり、売れ始めたのです!
そして2013年現在では、
詰め替えパックとボトルパックの売上は9:1になっているそうです。
30年以上も前から環境問題を意識し、
ゴミ削減のために「詰め替えパック」パッケージという市場を切り開いたサラヤ!
私はこのパッケージマーケティングに敬意を表します!
カテゴリー | パッケージマーケティング
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。