【アンケートなんて取るな!心無い顧客のいう必要はない!あなたのことを好きな人の意見を聴けばいい】
【アンケートなんて取るな!心無い顧客のいう必要はない!あなたのことを好きな人の意見を聴けばいい】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
突然ですが、アンケートって取りますか?
アンケートに潰される事例があるのはご存知でしょうか?
例えば「地ビール」!
「喉越しが重くて苦いぜ!」
そんなのが売りだったりします。
その「重く苦い」のが好きな顧客もいます。
でも、多くの方に広く浅く意見を求めるとどうなるか?
「喉越しさわやかで、軽いほうがいい」
その意見をまじめに聞いていくとどうなるか?
どんどん、喉越しがよくてさわやかなビールに変わります。
それはそう、スーパードライになっていくのです。
そうなるとお客さんはどうなるか?
もともとのファンである従来客は「なんだ、薄くなったな」と離れていく。
もともとファンでない人は「ちょっと美味しくなったけど、どうせならスーパードライ」になるんです。
つまり、全ての客が離れていく!
そして、倒産!
恐ろしい話です。
とっても真面目にアンケートを取って、
真面目に改善して言ったのに・・・
じゃあ、中小企業はどうするのか?
やっぱり、本当に自社のことが好きで、商品が好きなお客様にアンケートを聞いたほうがいいんです。
広く浅く聞く必要はないですね。
グリコ 朝食りんごヨーグルト
パッケージの右上にこんな文字が!
「モニターメンバーに聞いた
キレイのために毎日食べたい91%」
なんて、素晴らしい数字!
91%ですよ!
これはモニターに聞いているので、いい数字がでるのは当たり前といえば当たり前。
でも、こうやってファンの声を聴いて、パッケージで見せてあげると信憑性もあがりますね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。