<広島経営研究会ベンチマークツアー② アイグラン 重道泰造社長 企業訪問&講話>
<広島経営研究会ベンチマークツアー② アイグラン 重道泰造社長 企業訪問&講話>
2014年6月26日(木)
アイグラン http://www.aigran.co.jp/
代表取締役 重道泰造氏の企業訪問と講話を聞かせていただきました!
アイグランは昔、アイレンタルという社名で、
貸しテレビの事業をされていました。
重道さんが会社に戻った時に思ったのは
「単品経営は危ない!」
そして、重道さんはスーツケース50個を買って、
レンタルスーツケースの仕事を始めます。
この仕事は軌道にのり、今や日本一になってます。
しかし、このレンタルスーツケースの事業が大ピンチのときがありました。
それは、2001年のテロ!
飛行機が飛ばずに、売上が数ヶ月まったくの0円に!
もちろん、その時は恐ろしい大ピンチ!
さらに後のSARSのときも企業も大ピンチになりました。
社員さんは有事のたびに
「うちの会社は潰れるんじゃないか」と不安になりました。
重道社長は考えました。
「当社は有事に非常に弱い。この事業だけではまた同じことが起こる」
「最大の目的である社員さんの雇用を守ることができない」
「旅行に関係のない事業を立ち上げる必要がある」
そして、保育事業に取り組みました。
周りの人は誰一人として賛成しません。
大反対です。
しかし、「この事業は危うい、社員の雇用を守るため」の精神で取り組んだのです。
保育事業は最初は苦戦の数年を過ごしたそうですが、
徐々に軌道にのり、今や全国で約200園を経営する会社になりました。
実はこの間も新型インフルエンザで有事のときがあったのですが
その時は保育事業も軌道に乗っていたので、
社員さんは誰も「潰れる」とは考えなかった。
テロで大赤字になっても、なにもしない企業があります。
「この時期だけ、乗り越えたらなんとかなる」
・・・で、変わらない。
サーズでも、大ピンチ。
新型インフルエンザで、・・・ひょっとしたら潰れる。
苦々しい思い出だけになってしまう。
でも、重道さんは今でこそ語ります。
「テロがあったから、当社は変化ができた」
同じ出来事があっても、
解釈の仕方で行動が変わり、成果が変わり、
過去に感謝ができることがあります。
重道さんのような考え方です。
このような重道さんのような考え方、行動の仕方、情熱、熱意、結果の出し方、本当に見習っていきます。
重道泰造さん、ありがとうございました。
アイグランのことが気になったアナタはぜひHPをクリック!
アイグラン http://www.aigran.co.jp/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。