アンケートでは探れない 消費者インサイト パッケージでマーケティングせよ
多くの飲食店は
できるだけ1階に立地したい!
店内をよく見えるようにしたい!
でも、大戸屋ごはん処の多くは
お店が2階や地下にあり、
1階にあっても店内は見えにくくなってる。
これはなぜ?
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
アンケートでは探れない
消費者インサイト
パッケージでマーケティングせよ
で、いってみよーーー!
大戸屋ごはん処の店内が
見えにくくなっている理由!
それは
「子ども連れの女性が入りやすい」
からなんです。
子どもを連れて
大戸屋に入ると
「あの人、自分で子供に
ご飯をつくらないのね」
なんて思われるのが
イヤなんです。
そんな子連れの女性に
居心地のいい空間に
なっているんですね!
なるほどねー。
でも、リアルに子連れの女性に
アンケートしたら
なんていうでしょうね。
「えーー、ラクもしたいし
手も抜きたいのよーーー!」
なんて、
悪魔的感情の答えは
返ってきにくいと思いませんか?
面白いですねー。
消費者に聞いても
答えてはくれない!
だから、
消費者インサイトを、
悪魔的感情を探る必要があるんです。
※日創研マーケティング塾にて
古永講師に教えていただきました!
ありがとうございます。
さて、消費者インサイトを知る前に
最も重要なのは
消費者=顧客は誰?
ってことです。
顧客が決まってないのに
あるいは、決めてないのに
その人の消費者インサイトは探れません。
姫路の昆布会社
日高食品工業で
こんな商品がありました。
↑
ビフォーパッケージ
「煮豆佃煮こんぶ」
コンセプトは
「誰にでも買ってもらいたい」
ということで
コピーも添えられています。
「どなたにでも手軽に
すぐたける
北海道日高産昆布使用」
しかし、あまり売れない(汗)
・・・ということで
一緒に顧客を見直しました!
そこで決まったのが
「そもそも、出汁なんか
使ったことのないけど
チャレンジしようかなと思っている主婦」
です。
このチャレンジ主婦には
どんな消費者インサイトが
隠れているだろう?
悪魔的感情が流れているだろう?
きっとこんな感情。
「出汁を買ったことない。
どれを買えばいいのか分からない」
「買って帰ったものの
使いにくかったらどうしよう」
「どんな料理に使うのか
これも全く分からない」
なるほどねー。
じゃ、その消費者インサイトを解決する。
悪魔的感情を救う!
そんなパッケージにしましょう!
↑
アフターパッケージ
昆布屋さんのイチ推し昆布
このパッケージで
先ほどの3つの
消費者インサイトを解決です。
「昆布屋さんのイチオシなんだ!
それじゃ、安心ね」
「なるほど、カットタイプだから
使いやすいんだ」
「だしにも、具にも使える
ああ、こんな写真の料理ができるんだ」
ということが伝わります。
こちらの商品!
日高食品工業の河崎社長に聞くと
「当社の想定より売れています!
年間約2万袋売れています」
と言って頂きました!
これは嬉しいなー!
ありがとうございます!
あなたも顧客を決め、
その消費者インサイトを
探ってみてはいかがでしょうか?
本日のお話は
アンケートでは探れない
消費者インサイト
パッケージでマーケティングせよ
でございました!
あなたの今日一日が
悪魔的感情を開放する
一日でありますように!
パッケージ松浦では
「売れるパッケージ」を
お客様と共に開発しております。
パケマツの採用事例を
ぜひ、ご覧くださいませ(^^♪
https://www.p-matsuura.co.jp/result
パッケージ相談は
こちらまで。
お気軽にお願いします。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。