<「社員さん主役の理念経営を目指す」 山陽製紙株式会社 原田千秋さん講演 日創研徳島経営研究会>
<「社員さん主役の理念経営を目指す」 山陽製紙株式会社 原田千秋さん講演 日創研徳島経営研究会>
2014年10月24日(金)
「社員さん主役の理念経営を目指す」
山陽製紙株式会社 原田千秋さん講演
(主催 日創研徳島経営研究会)
原田千秋さんは語ります。
理念とは「社員さんと会社をつなぐもの」であると。
だから、理念の確立が大切なんですと。
松下幸之助翁が語る「成功の3条件」も紹介してくださいました。
経営理念の確立・・・・成功の50%占める絶対条件
社風・・・・成功の30%を占める必要条件
戦略と戦術・・・・成功の20%を占める付帯条件
・経営理念は、社員を同じ方向に向かわせる力
・経営理念は、全ての判断の基準、行動の指針となる
・経営理念は、ビジネスチャンスを生み出す
そこで原田千秋さんは考えました。
「我が社が存在している理由は何か?」
だって、紙なんてなくてもいいようになるかも知れない。
ペーパーレスになる。
じゃあ今後、製紙業なんていらないのではないのか?
そこで、50年後に残っている製紙会社を
社員さんとともに考えてみました。
すると「環境に優しい製紙会社しか残らないよね」!
そこで生まれ変わった山陽製紙さんの理念は
「私たちは紙創りを通して
お客様と喜びを共有し、
環境に配慮した循環型社会に貢献します」になりました。
この理念から新商品が生まれました!
梅炭を練りこんだ紙です!
これ自体は上手くいかなかったそうなのですが、
理念に基づいた新商品・新ブランドが次々生まれました。
・カミデコ
・スミデコ
・スミデコペーパー
こうやって、紙で環境に配慮した循環型社会を作っているのです。
この一連の活動を支えていたのが、社風の良さだと言います。
毎日の「13の徳目」朝礼で培われた社風が、理念の実践と、戦略の実行を支えたそうです。
まさに、「成功の3原則」を実現された
山陽製紙さんの取り組みを聞かせて頂き、
本当に勉強になりました。
例会の途中では13の徳目の実体験もあり、
非常に盛り上がりました。
原田千秋さん、ありがとうございます!!!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。