<特別研修 第三講座 おやつカンパニーの飛躍とコア・コンピタンス 代表取締役 松田好且氏>
<特別研修 第三講座 おやつカンパニーの飛躍とコア・コンピタンス 代表取締役 松田好且氏>
特別研修 第三講座
おやつカンパニーの飛躍とコア・コンピタンス
株式会社 おやつカンパニー 代表取締役 松田好且氏
おやつカンパニーといえば、ベビスターラーメン!
みなさん知っていますよね!
松田社長の「すぐ行動する」という点がすごい!
アメーバの導入もセミナーを聞いたその日に即導入!
○○社とのコラボについては、情報を仕入れたその日に即交渉!
その中で私が一番びっくりしたのが、1988年パッケージの大幅な変更です。
その結果、売上は48億円→70億円!
この変更については98%が反対している中で実行されたということした。
質疑応答では、私も質問させて頂きました。
Q.社長の意志決定において
「全員反対でも実行する」ことが必要な場合と、
「社員さんの一人ひとり意見にしっかりと耳を傾ける」場合とがあると思います。
この二極のどちらをとるかの判断基準はありますか?
A:やるといってもトップの思いつきでは絶対ダメです。
全員の「納得」が必要です。
社長は意思決定するのが仕事です。
現場の担当は売るのが仕事です。
そりゃ、現場の担当はそれが失敗してはならないというプレッシャーで大変です!
売れているものを変更するのは、そりゃ恐怖でしょう。
だから、2年間の市場調査を行いました。
そして、社員の納得を得てから実行したんです。
(もちろんまだ反対もありましたが)
ただし、 緊急性が高く、重要な仕事は、社長が即断します。
社員さんの納得してもらう時間をかけることができない場合です。
我々は意志決定が商売だから、
たくさん決定してトータルで成功すれば良いと思っています。
社長はまず「ホラを吹く」ことが大切です。
ホラをふきながら夢やビジョンや成功イメージの話を何度もしますと、
社員さんもその気になっちゃうんです(笑)
トップが言うと信念があります。
意外とすんなり入っちゃうものです。
プラス発想(もうできあがる!)と、
プラスイメージと、
プラス感情(楽しい)が、合体したときにうまくいくんです。
松田社長には丁寧に、しっかりと教えていただきました。
社内に「納得」をとること。
そして、そのためにちゃんと調査をすること。
私も実行していきたいと思います。
松田社長、ありがとうございました。
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。