ラミネート袋に潜む パッケージの専門用語 ~ロットと落版~
コレ、わかりますか?
各業界の専門用語です。
1 てっぺん(芸能用語)
2 バッシング(飲食用語)
3 ASAP(ビジネス用語)
そして、パッケージ業界に潜む
独特の業界用語とは?
おはようございます。
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
ラミネート袋に潜む
パッケージの専門用語
~ロットと落版~
で、いってみよーー!
1 てっぺん(芸能用語)
↓
これは有名!
収録が夜の12時を
過ぎてしまうことです。
2 バッシング(飲食用語)
↓
お客様が食事を終え、帰った後に
テーブルを片づけることです。
3 ASAP(ビジネス用語)
↓
「できるだけ早く」ということ。
「as soon as possible」の略語なんです。
数年前に
「松浦さん、データの修正を
ASAPでお願いします」
と言われて、パニックになったことがあります(笑)
こんな感じで
パッケージ業界にも
専門用語が多数、存在します。
パケマツ原田有理さんに
「入社したばかりのころ
どんな用語に迷った?」
と質問したところ
「わからない用語だらけでした」
とのこと(笑)
例えば
「ラミネート袋の
最低ロットと
落版期間を調べておいて」
と言われて、初期の原田さんは
パニックになっていたそうな(笑)
ラミネート?
ロット?
落版?
この3つの用語を
本日は紹介させていただきます。
●ラミネート
ラミネートって言われて
あなたの頭の中には
って思ったかもしれません(笑)
しかし、パッケージ業界の
ラミネートは別のもの。
「ラミネート」の意味は
「貼り合わせる」という意味!
実は単なる1枚に見える
袋のフィルムなのですが
実は2層以上に張り合わされています。
こちらの、丸本さんの
「お肉 かぶりつき食堂 お肉屋さんの丼」シリーズも
ラミネート袋です。
外側が「ナイロン」という
熱では溶けない材質。
内側が「ローデンポリ」という
熱で溶け、接着できる材質。
外側のナイロンだけなら引っ付かない(汗)
内側のローデンポリだけなら全部、溶けてしまう(汗)
袋にならない(汗)
だから、こんな風に
2種類の材質を貼り合わせているんですね。
●ロット
1回の製造でできる
袋の枚数のことです。
ほら、やっぱり機械で製造するので
「1枚限り製造」なんてことはないんですよ。
さっきの丸本さんの袋だと
1度に約15,200枚仕上がるので
1ロット=約15,200枚
ってことです。
ちなみに
2ロット=約32,300枚
なんです。
ちょうど2倍じゃなくって
2倍ちょっとになってます。
これは1度に2ロット生産することで
ロス率が下がるからです!
●落版(らくはん)
これは「落版」と呼ばれたり
「版保管期間」などと呼ばれたりします。
「版保管期間」がイメージしやすいかも。
読んで字のごとく
「制作した版ですが、
保管期間が決まっていて、
うちでは受注後18カ月で破棄します」
って意味なんです。
「版を落とす」ということで
「落版」と呼ばれたりします。
「えーーー!
版代を支払った
作った版をなぜ、
勝手に破棄するの?」
って疑問は当然です。
それについては
説明が長くなるので
ぜひ、こちらをご覧くださいませ。
本日は
ラミネート、ロット、落版の
説明をさせていただきました。
ラミネート袋以外にも
パッケージの特殊用語はまだまだあるので
また説明させていただきます!
本日のお話は
ラミネート袋に潜む
パッケージの専門用語
~ロットと落版~
でございました。
あなたの今日一日が
言葉が分かりやすい
一日でありますように!
パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。