【若者は既にヤカンは持ってない!新パッケージで売上20%増!ボンカレーゴールドのパッケージ秘話】
【若者は既にヤカンは持ってない!新パッケージで売上20%増!ボンカレーゴールドのパッケージの秘密】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2013年→2014年に売上を20%を伸ばした商品があります。
その商品は、みなさんご存知のボンカレーゴールド!
秘密はパッケージの変更にあります!
レトルトカレーというと、普通は鍋で温めて食べますが、
ボンカレーゴールドは、電子レンジで調理することができるんです!
まず、袋を電子レンジ対応のものに変えました。
さらに、レンジ内でカレーが吹きこぼれないように、
箱にミシン目を入れて、斜めにセットするようにしました。
これはとっても便利!
今や電子レンジの普及率は95%を超えてます。
実は「やかん」の普及率よりはるかに高いのです!
さらに、都会の一人暮らしの若者は、鍋すら持っていないという時代なのです。
レンジで調理できるのはとってもありがたいですね!
しかも、お湯では沸かしてから3分かかりますよね。
電子レンジではすぐにレンジに入れて2分と時間短縮にもなります。
パッケージによって、調理法を変える。
時間短縮にもなる。
しかも、「ボンカレーはどう作ってもうまいのだ」とブラックジャック先生も太鼓判を押す美味さ(笑)
そりゃ、前年費20%増も納得ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。