安売りよ、さらば! ~価格競争が招く7つの害悪~
昨日は
価格競争の先に未来はない
という内容でブログを書いたので
本日は
安売り競争社会が
長期に続くとどうなるか?
考察していきます。
おはようございます。
パッケージを変えただけで
売上10倍!単価5倍!
“売れない”を
“売れる”へ変える
パッケージマーケッターの
松浦陽司です!
本日のお話は
安売りよ、さらば!
~価格競争が招く7つの害悪~
で、いってみよーー!
7つの害悪とは
1 利益が出せない
2 労働時間が長くなる
3 給料は下がる
4 商品、サービスそのものの質が下がる
5 安全性の問題
6 環境にも悪い
7 社会を疲弊させる
です。
それでは、順番に。
1 利益が出せない
これは一目瞭然ですね。
ヘタに安売りすると
企業は利益が出なくなります。
すると、どうなるか?
2 労働時間が長くなる
社員は安いものを
たくさん売らないといけないから
長時間労働を強いられます。
3 給料は下がる
上記2の長時間労働は
「サービス残業」
という形で処理されます。
企業としても
利益が出てないのに
残業代は払えませんから。
4 商品、サービスそのものの質が下がる
社員さんも
労働時間が長いのに
給料が増えないんだったら
「このくらいでいいか」
という気持ちになります。
製造業だと
「このくらいの品質でいいやろ」
とか。
サービス業だと
疲労で笑顔がなくなったりします。
5 安全性の問題
「このくらいでいいか」
という環境に慣れてくると
だんだんと悪化していきます。
極端に言うと
「あ、とんかつの肉を
下に落としたけど
揚げるから、まあいいか」
とか
「賞味期限、ちょっと
過ぎているけど
ま、出しても問題ないでしょう」
など、判断が正常ではなくなってきます。
6 環境にも悪い
安く手に入れた商品を
人は大切に使いません。
安売り文化は
大量生産と大量消費を促進し、
使い捨て文化を助長してしまうんです。
もちろん、製品も低品質なので
使い捨て前提で生産されています。
これにより、
資源の過剰消費や
廃棄物の増加、
環境汚染が進んでしまいます。
7 社会を疲弊させる
「他店より安く」
という安売り競争は
「自社だけもうかればいい」
という考えでもあるのです。
同じ業界の他社同士で
首を絞め合っているのと同じです。
業界全体の価格が下がり
社会を疲弊させます。
・・・ということで
こんなことが
7つの害悪が起こっちゃう前に
持続可能な経済と
社会の構築に向けた
選択をするように
心がけていきましょー!
パケマツから
2冊の書籍が誕生しております。
パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。