パッケージ(ラミネート袋)の超小ロット対応!通常の1/2どころか、1/3、1/4、1/6のロットで製造する方法
パッケージを一気に6種類リニューアルした
深吉野よもぎさんの「超小ロット対応」方策がこちらです!
通常の1/2どころか、1/3、1/4、1/6ロット(枚数)で製造することができました。
何度かに分けてシリーズで
パッケージリニューアルを紹介した
深吉野よもぎさん!
最後のパッケージリニューアルが
よもぎ葉茶のTパックタイプのリニューアルです!
beforeパッケージがこちら
無地の袋にシール対応。
それを全面印刷の
スタンド袋に変更しました!
beforeパッケージがこちら。
Tパックということが伝わりやすいように
Tパックを、印刷の窓からのぞかせました。
こちらもいい
パッケージリニューアルになりました。
ちなみに、深吉野よもぎさんは
一気に6種類のパッケージをリニューアルしたんです。
振り返るとこちらです。
①よもぎ葉茶パッケージリニューアル
②あったかよもぎ風呂5パック入パッケージリニューアル
③あったかよもぎ風呂10パック入パッケージリニューアル
④よもぎ粉末パッケージリニューアル
⑤よもぎ微粉末パッケージリニューアル
⑥よもぎ葉茶Tパックタイプ パッケージリニューアル
ということで一気に6種類!
これに関して
パッケージ企画や製造にかかわる人なら
ちょっと気になるかも知れません。
「そんなに一気に、パッケージを作って
製造ロットとか大丈夫なんですか??」
この心配については
一工夫させていただきました。
2行で言うと
「パッケージの材質とサイズを揃えて
デジタル印刷で、ロットを1/2どころか、1/3、1/4、1/6に」
ということなんです。
詳しく解説します。
今回の冒頭で紹介した
こちらのTパックタイプのパッケージ!
通常のグラビア印刷という手法で製造すると
最低ロットが約18000枚(原反4000m分)になります。
しかも、初回版代がかかる!
その版は1.5年で落版する。
※落版についてはこちら。
https://www.youtube.com/watch?v=38TDve_MHFE&t=2s
そこで、まず
デジタル印刷という手法に切り替えます。
すると、最低ロットが
約9000枚(原反2000m分)と、1/2になります。
しかも、版代が不要になる。
さらに!
3種類、付け合わせます!
よもぎ葉茶(Tパックタイプ)
よもぎ葉茶(ノーマルタイプ)
あったかよもぎ風呂5パック入
この3つのパッケージは
全く同じサイズ、同じ材質なんです。
なので、9000枚をさらに1/3にして
1種類あたり約3000枚で製造しております。
最初の18000枚から言えば、
なんと、1/6の3000枚になっています。
小ロット化ですね!
ちなみに
よもぎ粉末と
よもぎ微粉末の2種類も
付け合わせで小ロット対応!
こんな感じで
デジタル印刷だと
小ロット対応、複数種類対応もできるんです。
ぜひぜひ、ご参考に!
ちなみに、こちらの
深吉野よもぎさんの商品は
こちらでご購入いただけます。
https://miyoshinoyomogi.com/collections/all
ぜひぜひ、ご覧くださいませ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。