【お客様を選ばないと、お客様からも選ばれない。お客様を選ぶとパッケージも変わる。羽田空港の空弁】
【お客様を選ばないと、お客様からも選ばれない。お客様を選ぶと、パッケージも変わる。羽田空港の空弁】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
よくあるマーケティングの勘違いとして
「誰にでも売れるように」というのがあります。
これって、大間違い!
ターゲットが「誰にでも」だったら、「誰も」選ばない商品・サービスになります。
ごくありふれた個性のない商品になります。
だから「安売り」しないといけないんですね。
ターゲットをしっかりと設定すると、
そのターゲットの人にしっかりと響き、高くても買ってくれます。
(その他の人は見向きもしませんけど、構わないのです!)
人は自分の関心のあることにしか注意を向けません。
羽田空港で売られている
飛行機内専用のお弁当、通称「空弁」のパッケージ!
通常のお弁当パッケージより小さめで設定されています。
狭い機内で食べるので、小さめがいいんです。
ターゲットは「飛行機に乗り込む前の人」ですよね!
もし、「腹が減った部活終わりの男子中学生」に合わせると、
こんなパッケージサイズでは売れません!
「なんだこの弁当、少なぁ~。ドカ盛り弁当がいいや。」
でも、「飛行機に乗り込む前の人」にはこのパッケージサイズがいいんですよね。
「機内で食べるのに便利そう!」
ターゲットを絞る!
パッケージを変える!
高くても選んでもらえる!
そんなことになるんですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。