【単なる公務員が、単なる課長が、カンブリア宮殿に出演?!ローマ法王に米を食べさせた男】
【単なる公務員が、単なる課長が、カンブリア宮殿に出演?!ローマ法王に米を食べさせた男】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日はちょっとリライト記事を!
今、記事を読んでくださっているあなたは
高野誠鮮(じょうぜん)氏をご存知でしょうか?
まぁ、知らない人が多いと思うんです。
だって、高野氏は単なる
石川県の羽咋(はくい)市役所の公務員さん。
単なる課長さんなんです。
芸能人でもなければ、
スポーツ選手でもない。
大学教授でもなければ、
評論家でもないんです。
有名な経営者でもないんです。
一公務員です。
でも、この方、各地で講演したり、
2012年にはカンブリア宮殿にでたり、
どえらい活躍ぶり!
その秘密は「ローマ法王に米を食べさせた男」だからです!
神子原米(みこはら)というお米を、
売り上げ目標2000万円のところ7200万円売ってみたり、
一票13000円のお米を42000円にしたからです!
神子原米は美味しいのですが、誰もPRしません。
だから、高野氏は考えました。
ブランド化するためにどうするか?
有名な人に食べてもらって、そのブランドネームを活かそう。
誰に食べて貰ったらいいのか??
そして、どんどんアタックしていきます!
一人目 天皇陛下
神子(みこ)=皇子(みこ)ですから(笑)
ただしこれは天皇陛下には謙譲米制度というものがあり
食べる順番が相当先まで決まっているのでだめとのことでした。
それでも諦めません。
次のターゲットは、、、
二人目 アメリカ大統領(当時ブッシュさん)
だって、米国(お米の国)の大統領ですから(笑)
高野氏はブッシュ大統領に心を込めて英語で手紙を書きます。
「私たちの米を食べてください。
私たちの米を食べて貰う可能性はただの1%もないのでしょうか?」
・・・すると、
・・・どうやらただの1%の可能性もなかったようです(笑)
いやー。
しかしこんなことで諦める高野氏ではありません。
次のターゲットは!
三人目 ローマ法王
だって、神の子(神子)であるキリストに絶大な関係がありますから(笑)
そして、ローマ法王!
なんと!返事がありました!OKです!
そして「ローマ法王ご献上」がいろいろな新聞・雑誌に掲載!
口コミを生み、
一俵13000円のお米が、なんと一俵42000円で売れるようになりました。
売上が目標の3倍以上!
2000万目標だったのに7200万円売れました!
こんなブランディングがあるんですね。
笑ってしまうほど強引な(笑)
パッケージにもしっかりと「神子原米」と大きく明記!
素晴らしいシナリオ(戦略)です。
このことが評価されてのカンブリア宮殿出演だったんですね。
その後「ローマ法王に米を食べさせた男」という本も出版されています!すごい!
私が高野氏を尊敬して止まないのは、単なる地方の一公務員なんです。
そのような立場でも、光り輝くことができるということです!
本を出版できる!
カンブリア宮殿にも出れるということです!
どんな立場の人だろうと!
経営者だろうと、課長だろうと、新人だろうと、
輝いて、楽しんで仕事をするってとっても大切ですね!
そのことを高野誠鮮氏は教えてくださいます。
高野さん、ありがとうございます。
さて、「高野誠鮮さんって面白い!」と思った方!
詳しくは私の本の中にも書いてありますので、
興味がありましたらAmazonページをクリックしてみてくださいね!
amazon
http://p.tl/8NCy
「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」
高野さんは「私の本に掲載させていただいてもいいですか?」と聞くと、
「どうぞ!」とあっさりOKしてくださいました。
本当に懐も広い方です!
本当にありがとうございます。
高野さん以外にもたくさんの事例が掲載されております。
ご興味ある方はぜひ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。