【単なる羊羹、されど羊羹。パッケージが変わり、東京駅のお土産に変わる。「井村屋 招福羊羹 東京駅丸の内駅舎」】
【単なる羊羹、されど羊羹。パッケージが変わり、東京駅のお土産に変わる。「井村屋 招福羊羹 東京駅丸の内駅舎」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
単なる羊羹だったら、なかなかお土産として選ばれることはありません。
だから「東京名物」とか「徳島名菓」とかパッケージに表記するわけですが、
そんな商品はこの世にごまん(巨万)とあります。
そこで井村屋さんが自社の羊羹を、東京駅の名物にするためにしたこと。
それは、パッケージを変えること!
それがこちら!
「井村屋 招福羊羹 東京駅丸の内駅舎」
まず目を惹くのは東京駅の大きなイラストですが、
このイラスト、実は5つの羊羹、つまり5つのパッケージを並べたモノ!
それをクリアケースに入れて販売しているんですよね。
お客さんは羊羹が欲しいわけじゃないんです。
ただ、東京土産が欲しいだけなんです。
それによって、思い出話に花を咲かせたいのです。
そこでこのように
とっても楽しいパッケージになることで、
立派な東京駅のお土産になります。
東京に行った思い出の話が楽しめそうですね~。
本日のパッケージマーケティングネタは
キヤノンの小澤淳さんに教えていただきました!
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。