中央食品株式会社 「マリリンのおっぱい」「黄金揚げ」「充填こいまろ。BROTHER」
中央食品株式会社 古市健人様
ピンチからチャンスへ!必殺仕事人が描く世界とは!?
村のおっさんとコラボして、満を持して発売された「マリリンのおっぱい」の突然の販売停止。でも諦めなかった。諦めずに前を向いて歩めば多くの人が手を差し伸べてくれた。そして「黄金揚げ」と「充填こいまろ。BROTHER」という空前のヒット商品が世に生み出された。たくさんの人が笑顔になれる、そんな商品をこれからも作りたい。ピンチからチャンスへ物語を描いた仕事人・古市健人さん(以下、敬称略)にお話を伺ってきました!
- 太田
-
まだ出会って短いですが、いろんなことがありましたね!
そもそもパッケージ松浦に依頼しようと思った決め手はなんですか?
- 古市
-
デザインがとにかく綺麗ですよね。他にはないデザインというか。
僕も昔、広告代理店に勤めていて、デザイナーをいっぱい知っているんですが、
そんなデザイナーと比べても、他にないデザインのクオリティですよね。
ブラザーのPOPとか、一発出しであのクオリティが出せるんだ!?って。
もちろん、合う合わないってあると思いますけど、
僕は桑原さんが出してくれたデザインを見た時に、一撃で合ったんですよ。
「あっ!これ!これだっ!」って。
- 太田
-
ありがとうございます!
ちなみに、うちの桑原と他のデザイナーの違いってなんですか?
- 古市
-
う~ん、口ではなかなか説明できないですね(笑)
あ、言葉を考えるのが非常に上手いですよね!
デザインもできる、コピーライティングもできる。
まさに二刀流ですよね。
あの短い言葉でインパクトのある表現ができるってスゴイと思います。
「こいまろ」のコピー(『極めて濃く、極めてまろやか』)なんか、まさにそう。
- 太田
- そういうところがPOPにも、もちろんパッケージにも表れているわけですね。
- 古市
-
そうですね。
僕ね、ブラザーのPOPすごく気に入ってるんですよ!
コープのバイヤーさんも「素晴らしい!」って言うてましたし。
村のおっさんに見せた時も、一発で「これでいこう!」って。
- 太田
-
それは作った甲斐がありました!ありがとうございます。
ちなみに、今までのパッケージはどうしていたんですか?
- 古市
-
実はね、今まで全くパッケージ屋に頼んだことがないんですよ。
今までのは印刷会社のデザイナーが適当に作ってやったやつなので・・・。
全部変えてやろうと思っています!(笑)
- 太田
-
そうなんですね~。
その際は是非お願いします(笑)
印刷会社からパッケージ松浦に変わって、驚きの連続ばかりだったのでは?
- 古市
-
そうですね!数字に表れていますよね!
最近思うのが、「黄金揚げ」のパッケージが素晴らしいのに、中身が軽すぎて・・・。
なんか、パッケージ負けしてるな、って。
商品よりもパッケージが勝っちゃってしまってるんですよ(笑)
だから重量感を出そうと思って、急きょ変えました!
- 太田
-
そうなんですね(笑)
でも、古市さん、休みなしで働いてるんじゃないですか!?
- 古市
-
そうですね、全然休んでないんですよ~(笑)
でも、楽しいんですよ、今の仕事が。
最初はすごく嫌だったんですけどね。
暑い工場の中で白衣着て、嫌で嫌で・・・。
- 太田
-
でも今は喜びも感じながら楽しく仕事をされているんですね!
やっぱり、「良い商品」に「良い売り方」をして、
お客様が購入してくれた時が一番うれしいですよね?
- 古市
-
そうですね、一番うれしいですね。
うれしいですし、ファンの方の声をいただくと、もう一度立ち上がれる気がするんですよね。
まわりの人の力が、僕の力になるっていうか・・・。
- 太田
- ちなみに、なにかココだけの話ってありますか?(笑)
- 古市
-
「マリリンのおっぱい」で躓いてしまった時に、
どうしよう、どうしようって毎日悩んでいたんですよね。
困って困って、悩み抜いた時に、一瞬で閃いたんですよ。
「パッケージを変えて、こいまろを売ってみよう!」って。
それがブラザーの誕生秘話なんです。
ずっと構想があったわけじゃなくて、一瞬その場で思いついたんです!
- 太田
-
そんな裏話があったんですね!
そんなブラザーのパッケージですが、その後の反応はいかがですか?
- 古市
-
近所のおばちゃんがね、買ってくれるんですけど、
「この豆腐のパッケージ、かわいいね」って。
「買いたくなるパッケージ」だそうなんですよ。
だからこそ「黄金揚げ」なんだパッケージ負けしてるから、
どうしようか考えたんですけどね(笑)
- 太田
-
ははは、そうだったんですね(笑)
ちなみに、古市さんのこれからの夢とか目標ってなんですか?
- 古市
-
マリリンをね、東京や大阪のような都会でもっと売りたいんですよね。
だから僕、考えたんです!
いま37歳(取材当時)なんですけど、40歳になったら東京に工場作ってやろうって!
あと3年で飛び立とうと思ってるんです!
東京進出はゼロからのスタートだけど、悩みながら悩みながら、
それでもよそにはない、みんなが笑顔になれる商品を作りたいんです。
- 太田
- すごく壮大な目標ですね!
- 古市
-
だからこそ、いま必死でやろう!って思うんです。
東京に行っても米油で揚げた油揚げを、多くの人に食べてもらうために。
目標に対して、どうすれば目標に到達できるかを考えてるんです!
だから、飛び立つ3年以内に「香川県完全制覇」を掲げているんです!
香川県でぶっちぎり1位の豆腐・油揚げ製造の会社になりたいんです!
- 太田
-
マリリンでピンチになったけど、それから良いことがたくさん起きていますね!
「ピンチはチャンス」っていうヤツですね!
今日はありがとうございました!
-
快くインタビューに応じてくれた古市さん。
その目は真っすぐで、少年のような輝きでした。
中央食品株式会社 「マリリンのおっぱい」「黄金揚げ」「充填こいまろ。BROTHER」
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