株式会社ハレルヤ 「金長阿波踊り限定パッケージ」「伊島のよもぎ大福」
株式会社ハレルヤ 営業部 主任 黒田香織様
創業81年。誰もが知る徳島の銘菓を生み出すハレルヤの新たなチャレンジ!
「月に浮かれてぽんぽこぽん・・・」という快調なリズムは徳島県民なら知らない者はいないだろう。徳島を代表する銘菓・金長まんじゅうでお馴染みの株式会社ハレルヤ。今年で創業81年目を迎える「老舗のブランド」が巻き起こした新たなチャレンジとは一体。営業部の黒田香織様(以下、敬称略)に開発秘話を伺ってきました。(取材日:2018年7月30日)
- 松浦
-
阿波踊りのパッケージと、よもぎ大福についていろいろお伺いしたいのですが、
まずは弊社に依頼いただいたキッカケというのは何でしょうか?
- 黒田
-
(阿波踊りのパッケージについて)
今までにやったことのない新しいことをやってみたかったんですよね。
繁忙期に入る阿波踊りシーズンを前に何をやろうかと考えていた時だったんです。
- 松浦
- 4月にはハレルヤさんの社内でセミナーも開催させていただきました。
- 黒田
-
そうですね。その社内セミナーも聞かせていただきましたし、
以前には市岡製菓の方でかりんとうのプレゼンなんかも聞かせていただいたのを思い出して。
これ以上新商品を・・・というよりは、
パッケージで何か面白いことが出来そうっていう発想でした。
- 松浦
- 「面白いもの」とか、なかなかハードルを上げていただいて(笑)
- 黒田
-
正直、私たちも具体的な構想がないままでのお願いでしたので、
どんどんアイデアを出してくださるような会社さんの方が良くて・・・。
それでお願いすることにしました。
- 松浦
-
それはそれは、ありがとうございます!
ちなみに今回のパッケージは「夏季限定阿波踊りバージョン」とだけ考えていて・・・。
- 黒田
-
そうですね、そのキーワードだけしか決まていなくて。
具体的にこんなデザインが良いとかいうのもなく、ほぼ丸投げになってしまって(笑)
- 松浦
- それで何案か出させてもらったんですよね。
- 黒田
-
松浦社長の「写真を使った」という発想が面白いと思いましたし、
そもそも今まで写真を使ったパッケージというのが弊社には無かったので。
-
私自身も、お客様の立場でどんなものに手を伸ばすかを考えた時に、
たしかに写真が入っていた方が「どこに旅行したのか」が伝わりやすいですしね。
お盆に限らず「徳島は阿波踊りの街」というイメージなので、
今回のパッケージのように写真が入っていると非常に分かりやすいです。
- 松浦
-
このデザインをしてくださった如月舎の藤本孝明さんという方は、
毎年阿波踊りのポスターをやっておられる方だったので、
ちょうど今回のパッケージにピッタリだと思いました。
- 黒田
-
正直言って私たちだけでは思いつきもしなかったです。
キャッチコピーもそうで、「コピーを入れる」という発想も無かったので、
こんな素晴らしいキャッチコピーを入れていただけたのは良かったです。
- 松浦
- よくテレビCMでやっている「月に浮かれて~♪」っていうメロディですよね。
- 黒田
-
社内でもいろいろ議論しましたが、お客様が手に取った時に、
このキャッチコピーを見て「あ、ハレルヤだ!」と思ってもらえると思います。
-
その「ハレルヤらしさ」だけでなく、
「阿波の夏」という徳島の阿波踊りを連想させるキーワードが特徴ですね。
- 松浦
-
阿波踊りも伝わりますし、ロゴや会社名も入れて・・・。
こういう踊っている感じのイラストも入れたりして。
- 黒田
-
こういう遊び心もいいですよね!
個人的にはすごく好きです。
- 松浦
-
ちなみに、このパッケージにしてみてどうですか?
反応は何かありましたか?
- 黒田
-
いま随時切り替えている途中ですので、スーパーさんなんかはこれからという感じになりますが、
1階の店舗(ハレルヤスイーツキッチン)なんかは動きが良いんじゃないかなっていう印象です。
- 松浦
- 県外のお客様にはイメージしやすいのかもしれないですね。
- 黒田
- これからまさに阿波踊りの時期ですしね。
- 松浦
- ちなみに話は変わりますが、「よもぎ大福」の方はいかがですか?
- 黒田
-
ゆめタウン(藍住)で販売させていただいた売場の実績が良かったそうで、
うちも・・・ということでフジグラン(石井)の方でも大きく取り扱っていただきました。
- 松浦
- メディアに対してのプレス発表も一緒にやりましたしね。
- 黒田
-
新聞記事に掲載していただいてから、「実際にどこで買えるのか?」などといった
個人のお客様からの問い合わせが何件かありましたね。
ちょうど大きく売場を展開している時期とタイミングが合いましたし、
そこで売上に繋がったのかと思います。
- 松浦
- お役に立てたようで、とても嬉しいです。
- 松浦
- 最後になりますが、パッケージ松浦が他のパッケージ屋さんと違う点はどんなところですか?
- 黒田
-
そうですね。出来上がってきたものからして違いますね。
弊社が「こうしてください」と依頼したものに対して、通常であれば
「こういう感じでどうですか?」と提案してくださるのが一般的ですが、
御社の場合は商品名の段階からたくさんのアイデアを挙げてくださったりとか・・・。
そういう点ですかね。
・・・ちなみに私は「島大福」のネーミングの方が良かったんですが(笑)
- 松浦
- そうだったんですね(笑)
- 黒田
-
私たちが思いつかないようなデザインやアイデアが1~2個必ず挙がってくるんですよね。
そしてそれらは良い意味で全然想像していたものと異なるものだったりするので、
そこが他社さんと違う点なのかなって思います。
- 松浦
- ありがとうございます!
- 黒田
-
あとは「お客様がどういう年代なのか?」とか「どういう属性なのか?」という風に
ちゃんとヒアリングしてくださる点も他社とは異なる点ですかね。
そこまで聞いてくださる会社さんも他にないですし。
-
「サイズはどうしますか?」「レイアウトはどうしますか?」といった
基本的な仕様をヒアリングとして聞いてくることはあっても、
「この売り場で・・・」とか「このターゲットに・・・」といったところまで
ヒアリングしてくださる会社さんはそういないです。
だから、大幅にズレたものが挙がってくることもないですしね。
- 松浦
-
たしかに売り場をしっかり見て、その売り場の写真を撮影して、
どういう風に陳列されるかを考えるような提案にと努めています。
- 黒田
-
そういうイメージできる資料を持ってきてくださるのは非常に助かっています。
実際に売り場に並んだ時に、お隣に何が並ぶのか?ってすごく大事ですからね。
-
デザインを依頼するというよりは、一緒に商品をつくり上げているというイメージです。
そういう意味ではPRなども一緒にしていただけるのは非常にありがたいです。
「売ったら売りっぱなし」というのも良くないですしね。
- 松浦
-
喜んでいただけて非常に嬉しいです。
またこれからもよろしくお願い致します。
- 黒田
- こちらこそ、また何か別の形でも一緒にお仕事が出来たらと思います。
- 松浦
- 本日はどうもありがとうございました!
株式会社ハレルヤ 「金長阿波踊り限定パッケージ」「伊島のよもぎ大福」
- 住所
- 徳島県板野郡松茂町広島字北川向四ノ越30
- TEL
- 088-699-7611
- FAX
- 088-699-8144
- URL
- http://www.hallelujah.co.jp/