<日創研 徳島経営研究会 例会 「戦略と感性」 美容室シオン 鳴滝文雄社長>
<日創研 徳島経営研究会 例会 「戦略と感性」 美容室シオン 鳴滝文雄社長>
2015年3月14日(土)
日創研 徳島経営研究会 例会 「戦略と感性」
有限会社 美容室シオン http://www.salon-sion.co.jp/
代表取締役 鳴滝文雄氏
平均リピート率が業界の3倍以上の90%を誇る美容室シオン!
10年間でたった2名しか辞めていないという驚異的な離職率の低さ、徹底的に社員sなんを大事にする美容室シオン!
みなさん、楽しみに聞いて頂きました。
会場は開始前からほぼ満員で、熱気に包まれていました。
ありがとうございます。
●経営ビジョン
1997年に初めて日創研のSA研修と出会い、その時にビジョンを構築したそうです。
「2002年の12月までに、徳島No.1美容院をつくる!」
美容業といえば、離職率が高い、社会保険も入ってない、学校の先生が「美容業はやめておけ」というような業界だったそうです。
鳴滝さんは「こんな業界はおかしい」と感じていたようです。
「もっと人が入ってくれる会社にしたい。それにはシンボル店がいる!」とうビジョンを持ちました。
実際に、ビジョン通り、2002年にシオン城東店を立ち上げ、徳島の美容業界ではトップになっています。
鳴滝さんは語ります。
「ビジョンのある会社はエネルギーが生まれる。大きなビジョンをぶち上げて欲しい!思ってたらできるんです。」
●現在のビジョン
「シオンブランドを確立する。(徳島の)美容業界のリーディングカンパニーになり、美容師の社会的地位を更に向上させる。」
鳴滝さんは「美容師に誇りを持って欲しい」と考えています。
美容業の人は、本当に勉強するのに、社会保険もなく、給料も低いというのはおかしい!
徳島の美容業界を引っ張るようなリーディングカンパニーになり、美容師の社会的地位を向上させる会社になりたい!
羨ましがられるような会社にしたい!
先日、専門学校の就職担当の先生が鳴滝さんに言ったそうです
「シオンさんは、就職の人気おすすめなんですよ!」
この言葉を聞いたときに
「あ!リーディングカンパニーに近づいた!」と感じたそうです。
●中小企業の最大の戦略は人材育成である。
某大手回転寿司チェーンは大流行りです。全飲食店の驚異となってますね。
あそこのシステムがすごい!
システムで勝とうと思ったらダメ。
絶対に勝てることは社員さんだ。
語弊があるかもしれませんが
「大企業は人材を武器にせず、システムを武器にしている。
中小企業はシステムを武器にせず、人材を武器にしないといけない」
●朝礼の3分間スピーチ
理念、ビジョンに基づいて、社員さんが実感として感じたことをスピーチする。
発表するということは、自分のものになるということ。
学、業、伝
まず学ぶ、そして学んだことを、自分で行動(業)する。なおかつ、人に伝えていきます。このことを通して、理念が浸透していく。
●1分間のフィードバック
他の社員さんが、3分間スピーチに対して、1分間のスピーチで答えていく。
答えるためには、相手の話を真剣に聞く必要がある。人間性を聴く訓練になる。
返す能力も身につく。
さらに理念が浸透していく。
●男性の人格の完成は父性、女性の人格の完成は母性にある。
鳴滝さんは月一回の「俺がこいつの父親だったら・・・」という気持ちで社員さんへの手紙を書きます。
役目で書いたらダメです。
「俺は社長や、お前は社員や、だからもっと仕事せなアカンやろう!」
責め合ったらダメです。喧嘩になる。
ところが、
「もし俺が家内の父親だったら、どう声をかけるだろう?」
「お前、山奥から出てきて、よう頑張ってるな。」という声かけになる。
無私の愛で手紙が書ける。
大家族主義であれば、私は全社員の父親。社員さんは子供。
だから父親からとしての手紙を書く。
社員さんはこの手紙を毎月、大変楽しみに待っているそうです。
●若く見える秘訣
「私(鳴滝さん)は何歳くらいに見えます?実は69才です。見た目はもっと若いでしょう?よく若く見えるって言われるんですよ」
「なんで若く見えるかというと、やっぱり好きな仕事をして、そしていろいろと挑戦しているからですね。挑戦を諦めた時に人は老けるのだと思います」
こんな言葉で締めくくられました!
かっこいい!
かっこいい!
鳴滝さん、ご参加頂いたみなさん、ありがとうございます。
開会の挨拶 宮城副会長
司会進行 松浦事務局長
会長挨拶 小林会長
戦略委員長 北條委員長
質問 大東さん
質問 瀧さん
質問 宮城さん
謝辞 枡富さん
セミナー案内 末崎さん
4月例会案内 金村委員長
6月例会案内 伊丹委員長
閉会挨拶 渡辺副会長
他運営スタッフの皆さんも、ありがとうございました。
カテゴリー | セミナー・勉強会参加 , 徳島経営研究会
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。