【「商品を目立たそうとしたら伝わりにくい」「商品を伝えようとしたら目立たない」そんなジレンマから解放するパッケージマーケティング】
【「商品を目立たそうとしたら伝わりにくい」「商品を伝えようとしたら目立たない」そんなジレンマから解放するパッケージマーケティング】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は昨日、書ききれなかった記事の続きでございます。
(昨日の記事はこちら p-matsuura.co.jp/?p=10753 )
パッケージの色を決めるときの2パターンを書きました!
1)中身商品を表現する色(象徴的な色)にする。
メリット・・・商品イメージが伝わりやすい。
デメリット・・・売り場で他社商品と同化し埋もれやすい。
2)逆に業界で使っていない色(オリジナルの色)を使う。
メリット・・・売り場で圧倒的に目立つ。
デメリット・・・商品イメージが伝わりにくい。
できれば、両方のメリットを獲得したいものです。
そんな方法はあるんでしょうか?
・・・実はあるんです!
それは「ターゲットを変える」ことです!!!
例えば、徳島ぎょれん様の
「徳島生まれの 徳島の漁師による とくしま漁連がおすすめする ひじき」
http://www.tokushimagyoren.or.jp/
ひじきと言えば、通常は白、黒、緑などの色目のパッケージで、
シニア層をターゲットにして販売しています。
ここに売り場で圧倒的に目立つ色使いの朱色を採用しました!
想像しただけで目立つのが分かりますよね。
徳島ぎょれん様のひじきの場合、
ターゲットをシニアではなく、若い主婦にずらしております。
普段、あまり「ひじきを買わない層」ですね。
これによって、主婦層は偏見を持ちません。
ひじきが朱色だって良い訳です!
シニア層にとっては、「ひじきのパッケージが朱色なんて」と受け入れられなくても、
主婦層は違和感を持たないのです!
こうやってパッケージの色を変え、
ターゲットを変えることで、
売り場でも目立ち、商品イメージを損なわず伝えることができますね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。