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HOME > BLOG > パッケージマーケティング > 【奴隷になるな!パートナーになれ!】
2020年12月12日

【奴隷になるな!パートナーになれ!】

政府内で
「GoToトラベルは一時停止だ!」
という声があがったり

でも、菅首相は
「絶対に一時停止はしない」
と言ったり(汗)

日本も揺れに揺れています!

・・・が!

ボクはこれは仕方ないと思います。

「有事」ですから。

日本国も必死なんですよ!

「生命」も「経済」も
両方とも大切にするために
状況に応じて、柔軟に対応しないと。

日本は有り難いですよ。

持続化給付金をくれたり
雇用調整助成金をくれたり
ありがたやー。

「有事」において、
方針がブレるのは致し方ない。

でも

「平時」において、
方針がブレるのはよくない!

パケマツはお客様と

「商品づくりパートナー」

です!

これはボクの過去の失敗談。。。

とある食品会社から
パッケージのデザイン依頼を受けました。

特徴を聞くと、
でてくるでてくる!

①素材がいい
②こだわり製法
③低カロリー
④地元材料
⑤商品の歴史
⑥新鮮さ
⑦代謝アップ
⑧血液さらさら
⑨肩凝りとれる
⑩健康寿命が延びる

まだまだあったかな?
まー、出てくる!

このうち、さすがに薬事法などで
書けないのは外しました。
それと、ちょっと怪しいのも外しました(笑)

それでも6個もあるなー(汗)

①素材がいい
②こだわり製法
③低カロリー
④地元材料
⑤商品の歴史
⑥新鮮さ

しかも、ボクが調査して
「これとこれは競合他社と一緒」
みたいなのも除けてみました。

すると、、、

④地元材料
⑤商品の歴史
⑥新鮮さ

3つになりました。

この中で特に強いのが

④地元材料

「これならいける!」

そう思って提案したのが

④地元材料 を超メインにアピール!

サブとして
⑤商品の歴史
⑥新鮮さ
を伝えるパッケージデザインでした。

ところがこれに難色を示したのが
先方社長さんです。

「素材のことも
こだわりの製法も入ってない。
低カロリーも書いてない。
どういうこと?」

「あ、そこは競合他社も同じだし、
強みにならないので
書くと意味が分からない商品になるので省きました」

「あかんやん!
ちゃんと入れてくれないと!
血液サラサラも入れておいて」

「いや、本当に何を伝えたいのか
分からないパッケージになりますよ。
・・・というか、血液サラサラは完全アウトです」

「ええやん、ええやん。
入れておいて」

で、仕方なく入れました。

ここで過去のボクは

「商品づくりパートナー」じゃなくって

「商品づくり奴隷」になっちゃったんです(汗)

「血液サラサラ」は
文字で書くと完全アウトなので
イラストで何とか表現。

言われたこと全部入れて
ごっちゃごちゃのパッケージデザインに。。。

それを提出すると

「俺が言ったままやな。
まあ、これでいくか」

喜ばれもしないけど
採用になっちゃった(汗)

結果は、、、皆様、予想のとおり。
売れませんでした。

チーーン。

やっぱり振り返って思います。

「商品づくり奴隷」ではアカン!

「商品づくりパートナー」じゃないと!

パートナーである以上!
立場は対等!

言いたいことは言う!
伝えるべきは伝える!

「社長、それは違います!
伝えたいメッセージは
3つ以内に絞るんです!

いい商品を、売れる商品を
創るには、それは不要です」

こういうべきだった(汗)

だからボクは、パケマツは

お客様に言ってることが違うなと思ったら
「これはネーミングを変えるべきです」とか
はっきり言う。

だって、「商品づくりパートナー」だから!


日置とうふ店さんとの商談はこんな感じ。

お互い、要望も伝えつつ、
一緒に商品をつくるパートナーの
関係ができております。

こんな風になっていかないとねー。

本日は過去の失敗話でした。

「平時」において、
方針がブレるのはよくないですよね!

※今日のブログは分かりやすいように
かなりディフォルメして書いてます。
その点はご了承くださいませ。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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