【サーファー達のメッカの徳島県海陽町!KIMOTOYA「波乗りバウム」は「味」でなく「思い出」】
【サーファーたちのメッカの徳島県海陽町!KIMOTOYA「波乗りバウム」は「味」じゃなく「思い出」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
サーフィンのメッカ!
徳島県海部郡海陽町のお菓子!
「波乗りバウム」
爽やかなパッケージですね!
しかも、蓋を開けると書いてます。
波の思い出です。
「温暖な気候の徳島県、海部。
そこは全国各地からサーファーが集まる有名なサーフスポット。
南国高知へと続く海岸はサーファー達の憧れの場所です。
きもとや特製の“波乗りバウム”
・・・海辺を訪れた思い出と共にお楽しみください。」
海陽町の地図も添えられています。
こうやって、全国各地へ海陽町の思い出が運ばれる訳です。
でも、びっくりしません?
このパッケージ!
開封後にまだ楽しみがあるということももちろんビックリするのですが、それ以上にパッケージの謳い文句です。
どこにも「美味しい」とか「素材にこだわっている」とか書いてないんです。
「うちのお菓子は味が命だよ!」
そう思っているお菓子屋さんは多い。
でも、もう時代は変わってしまったんです。
「味が美味しい」は当たり前の標準装備になってしまっているんです。
もちろん、味は絶対に外してはいけない大切なことです。
味が悪かったらリピートしませんからね。
パッケージに「味にこだわってます」「厳選素材」とか書いても、
これはもう有り触れてしまっているんですね。
お客さんにとっては単なる記号にしか見えない。
「プラス」とか「マイナス」とかと一緒で、目に見えても、心に入ってこないんです。
だから、味以外の価値をパッケージで伝えることって大変重要です。
「夏の思い出」を売る「波乗りバウム」
地元に帰ったら「徳島のサーフィンはどうだった?」という会話が盛り上がりそうなこと間違いなしですね!
このパッケージマーケティングは現代に大切なことを教えてくれます。
☆☆☆
今回のネタは、パッケージマーケティングネタ提供No.1!
高橋魁春園 高橋誠さんから教えていただきました!
いつも有り難うございます!
⑩クラブハリエ「バースデーバーム」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11502348778.html
⑪【アイコニックカラー(象徴的な色)×アイコニックスタイル(象徴的な形)=銀座メロン(銀座あけぼの)】
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銀座メロン(銀座あけぼの)のパッケージ!
⑫
【たねや こどもの日は思い出に残るパッケージ こどもの日バームパッケージにぬりえ】
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2013年 こどもの日企画
たねや こどもの日バーム パッケージ
⑬
【新千歳空港限定 札幌農学校 BOOK型パッケージ 学校とクッキーがコラボレーション?】
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⑭
【お米の菓子工房 コメル 「お米のばうむ」のパッケージは素材の良さを感じさせる】
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⑮【ワインなのに縁起物?縁起だるまワイン「DARUMA」 ルーマニア最高級ワイン】
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11570432953.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。