【岡山県一の自然あふれる温泉 奥津温泉 米屋倶楽部が贈る新しい温泉まんじゅう「まんじゅうこわい」】
【岡山県一の自然あふれる温泉 奥津温泉 米屋倶楽部が贈る新しい温泉まんじゅう「まんじゅうこわい」】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
奥津温泉 米屋倶楽部
http://www.komeyaclub-okutsu.jp/
こちらの経営者である池田誠さんにご依頼を頂きました。
「なにか面白い温泉まんじゅうはできないか?」
そこで市場調査!
他社・他県の温泉まんじゅうは、
「●●温泉 温泉まんじゅう」
「××に行ってきました」というようなパッケージです。
ご当地を感じるイラストがあるか、
あるいは「温泉まんじゅう」の文字だけのパッケージが殆どでした。
そこで、どうやって独自化・唯一化を図るか検討しました。
そうして出てきたのが、ポイントが3つ!
1)物語性
いわいる温泉まんじゅうというのではなく、物語性を持たそう。
古典落語と関連性があると面白い!
2)イラスト
いわいるご当地イラストや文字だけでなく、
歴史を感じる、物語を感じるイラストにしよう。
3)話題性
お土産を渡すときに、「こんな落語知ってる?」と話題になるようにしよう!
そして、出来上がったパッケージはこちら!
「まんじゅうこわい温泉まんじゅう」
古典落語「まんじゅうこわい」の物語をパッケージに載せました!
(この落語を知らない人は、最後に書いておきますね)
これによって「こわいくらい美味しいまんじゅうなんだ」と感じて頂きます。
イラストも歴史を感じるイラストにしました。
そして、ちゃんとパッケージの裏には物語の説明を書きました。
地元に帰って、お土産を渡すときに
「こんな落語、知ってる?」と話題になるように仕掛けています。
こちらの商品は、まずは奥津温泉 米屋倶楽部で発売されます。
http://www.komeyaclub-okutsu.jp/
さらに近いうちに、グループの「ゆばらの宿 米屋」などでも発売予定です!
http://www.komeya.co.jp/
温泉に行って、落語の教養をつけて、土産話のネタになるパッケージ!
ぜひ見かけたら、手に取ってみてくださいね!
池田誠さん、ありがとうございます。
☆☆☆
古典落語 まんじゅうこわい とは?
暇をもてあました街の者が数名集まり、それぞれ嫌いなもの、怖いものを言いあっていく。その中にひとり、「世の中に怖いものなどあるものか」とうそぶく男がいる。他の男が「本当に怖いものはないのか」と聞くと、うそぶいていた男はしぶしぶ「本当はある」と白状する。男は小声で「まんじゅう」とつぶやく。男はその後、自分の長屋へ帰って寝てしまう。
残った男たちは「あいつは気に食わない」と、金を出し合い、まんじゅうをたくさん買いこんで男の寝ている部屋へどんどん投げ込む。目覚めた男は声を上げ、ひどく狼狽してみせながらも、「うますぎて、怖い」などと言ってまんじゅうを全部食べてしまう。一部始終をのぞいて見ていた男たちは、男にだまされていたことに気付く。怒った男たちが男をなじり、「お前が本当に怖いものは何だ!」と聞くと、「このへんで、濃いお茶が一杯怖い」。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。