<世界でたった一つのブランドのつくり方>セミナー開催させて頂きました!
ブランドって何だろう?
それは「約束」です。
「我が社はあなたのために××を約束します」ってことです。
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
いやー、西村博さんとのコラボセミナーは楽しかったなー。
2018年9月25日(火)
「世界でたった一つのブランドのつくり方」セミナーが開催されました!
ボクがブランド・マネージャー認定協会。
西村さんが日本パーソナルブランド協会に所属。
「おお、それじゃブランドのコラボ講演ができそう!」
そんな思いつきで企画されたセミナーでした。
第一部がボクのパート。
ボクが強調して伝えたのは
「ブランド・アイデンティティ」と「ブランド・イメージ」を一致させるということ。
あ、すみません。
カタカナ使っちゃって。
簡単に言うと
「(企業として顧客に)こう思われたい」と「(顧客が企業のことを)こう思ってるよ」を一致させるってこと。
冒頭の話につながります。
「こう思われたい」ってのは「こんなことを約束します」ってことですね
よくあるのが、例えば美容院とかは
「美づくり、癒しづくりの美容院と思って欲しい」と思う。
つまり「美づくり、癒しづくりを約束します」ってこと。
だから、そのように思って貰えるように、商品・サービスをつくります。
ネイルにしたり。
ヘッドスパもしたり。
ところが、広告宣伝の時にやってしまう!
「初めてご来店の方だけカット1000円OFF」クーポンなどです。
クーポンで来店される方はこのように思ってます。
「安くカットしてくれる美容院だ!癒しも美も関係ない!」
さー、ここからが大変!
「(企業として顧客に)こう思われたい」と
「(顧客が企業のことを)こう思ってるよ」が、完全に不一致(汗)
「お客様、ご来店ありがとうございます。
当店ではヘッドスパもやっております。
自分への癒しのプレゼントにいかがでしょう?」
「なに言ってんの?さっさとカットしてよ!
安くカットしてくれるんでしょ?」
うーん、店員と顧客の会話がギスギス。
しかも、新規のお客さんの支払いの時に、
たまたまレジ横で10年以上の常連さんが見てたら大変ですよ!
「田中様、初めてご来店ありがとうございます。
初回なのでカット3000円です。
あ、鈴木様、10年以上に渡ってご愛顧ありがとうございます。
カット4000円です」
なんて連続で言おうものなら!
鈴木さんは怒り狂いますよね!
「なんで、10年以上来てる私が高くて、
一回しか来てない人が安いのよ??
本来は私の方が安くないとダメでしょ!」
うーん、ごもっとも。
常連客のご機嫌を損ねます。
しかも、新規客の田中さんは「安さ」を買いに来たのでリピートしません。
次回はまた次のクーポン持って、違う美容院に行きます。
ありゃー、悲しい結末。
こんなことにならないように、
ブランドアイデンティティ(こう思われたい)をまずははっきりさせる!
その約束を破っちゃだめ!
そして
ブランドイメージ(こう思ってる)と一致させて行くということが必要なんですね。
みなさん、かなり納得して聞いてくれました。
ありがとうございます。
おお!
ボクのパートだけで1000文字を遥かに超えてしまった(笑)
二部の西村さんのパートの話。
三部の質疑応答の話はまた後日、お届けしますね。
★★★ 今後のパッケージマーケティングセミナー予定 ★★★
<大阪>
2018年10月2日(火)
競争するな!共創せよ!~価格競争を脱却するマーケティング事例連発セミナー~
<徳島>
2018年11月8日(水)
<売上アップは簡単でおもしろい!販促の基本まるわかりセミナー>まっすー(増澤美沙緒さん)&まっつー(松浦陽司)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。