<競合他社にない、自社独自の強みの見つけ方>
「この商品の強みは“旨さ”です」
って、食べ物を作っている人はよく言います。
「じゃあ、競合他社の商品は?」
って、質問すると
「それも、そこそも旨いです」となります
うーん、じゃあ、競合他社と紛れちゃいますね。
自社「独自」の強みとは言えないです。
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先日開催された
「世界でたった一つのブランドのつくり方セミナー」で、
質問を受けました。
Q 競合他社にない、自社独自の強みの見つけ方って?
そこで紹介した一つの方法です。
【3C分析】の3ステップ!
<ステップ1>
自社の商品のいいところ、好きなところ、どんな体験ができるか、可能な限り書き出す!
ここは何でもいいんです。
とにかく思いついたこと、
前から思っていること。
なんでも書き出して発表します。
できたら、100枚以上欲しいですね。
そしてそれをホワイトボードなどに貼り付けながら、
全員が順番に発表してきます。
すると、
「こんなにもいいところがあったのか!」
「うわっ!それって素敵じゃん」
という気づきが数多く生まれます。
<ステップ2>
他社と同じようなやつは省く
食べ物ならよくあるのが
「美味しい」
「素材にこだわってる」
などがよく省かれます。
「うーん、競合他社と同じこと言ってるな」
「安全安心って、当たり前だよね」
こんな感じ。
実はこの時点で、相当な枚数が減ります(汗)
<ステップ3>
お客さんと直接関係のないものは省く
残ったものの中に、そう言ったものが実はあります。
「社内の雰囲気がいい」とか
「社長の顔が広い」とかが省かれていきます。
すると、残ったものが「自社のいいところの、他社と違うところ」になります。
「競合他社にない、自社独自の強み」を発見することになります!
それを見つけたら、
パッケージで伝える。
SNSに書く。
名刺にも印刷する。
などで、どんどん伝えていきましょう!
なぜなら「伝わらないとないのと同じ」!
もったいないでしょ?
ご質問をくださったのは、YBK工業の山田安世さんでした!
さっそく、10月上旬にこの会議をするそうです。
さすがです!
ご質問くださって、ありがとうございます。
★★★ 今後のパッケージマーケティングセミナー予定 ★★★
<大阪>
2018年10月2日(火)
競争するな!共創せよ!~価格競争を脱却するマーケティング事例連発セミナー~
<徳島>
2018年11月8日(水)
<売上アップは簡単でおもしろい!販促の基本まるわかりセミナー>まっすー(増澤美沙緒さん)&まっつー(松浦陽司)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。