【商品を売るな!物語を売れ!】~圧倒的ネーミング力のお米3選~
<商品を売るな!価値を売れ!>
お客様は意外と商品そのものよりも、
その商品に秘められた物語とか
ブランドとか、違うものを買っている場合が多いのです。
<××県産こしひかり>
お米ってだいたい、
産地名+品種
これしか表示してないんですよね。
これじゃ、消費者は違いが分からない(汗)
では、ここで物語で売る3つのお米の話をさせて頂きます。
3つとも「こしひかり」なんですよ。
でも、圧倒的に他と違いますから!
<徳島県産こしひかりの場合>
「美味しいんだけど、他に言うことがない」
そんな風に言って相談をくださったのは、
西地食品の吉永さん!
では、物語をパッケージに乗せようということで
「時代劇が好き」という、吉永さんの趣味を反映!
「武士の握飯米」
ね、明らかに「徳島県産こしひかり」と違うパワーがあるでしょ♪
毎年、秋に売り出されたら
徳島マルシェで販売して、あっという間に売り切れるそうですよ!
<石川県産こしひかりの場合>
さー、今度は石川県産こしひかり!
どんな名前になったのかな?
「爆音米」
石川県の小松基地の近くで、
F15の爆音を聞きながら育ったこしひかりなんです!
これも、石川県産こしひかりとネーミングするよりは全然違いますね♪
品切れ中が続いているようです。
<福井県産こしひかりの場合>
これも笑っちゃいます!
いきなり見せますね!
めがね米
由来が面白い。
めがねの聖地!福井県鯖江市!
めがねのフレームの9割を生産している!
そこで、生産者、業者、販売者!
全ての人が「めがね」をかけていることが条件で生産されている(笑)
言い分としては
「めがねをかけている人は真面目だ。
そんな真面目な人たちが手塩にかけて
育てたお米なんだから間違いない!」
ホンマかいなー(笑)
<お米を売るな!物語を売れ!>
ね、面白い商品たちでしょう?
こんな風に、商品に物語を載せて、
他の商品と圧倒的な差を生み出すのも面白いですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。