2011年3月11日
その日は東日本大震災でした。

被害にあわれた方
お見舞いとお悔やみを申しあげます。

ボクが震災を通して
学んだことがあります。

それは
「パッケージの社会的価値」
についてです。

「パッケージはゴミ」
という考え方もあり

そのことで
ボクが悩んでいた時に
東日本大震災が起こったのです。

東日本大震災の被害は
直接の震災だけでなく、
津波、原発問題、電力問題など
多岐に渡りました。

その中の一つとして
「パッケージの供給不足問題」
もありました。

震災後、数か月にわたり
パッケージ類、

特に「袋」と呼ばれる
パッケージの供給不足、、、
いや、供給難が起こりました。

原因はパッケージの原材料を
作る工場が、軒並み、被災したこと。

原材料がないので
パッケージが作れません。

通常であれば
2～3週間で納品できるパッケージが

1か月、3か月、
いや、それ以上の
納期がかかっていたのです。

パンは作れたんです。
お菓子は作れたんです。
冷凍食品も作れたんです。

・・・でも。。。
パッケージがない。。。

だから、商品の仕上げができず
出荷ができません。

震災直後のスーパーやコンビニなどで
軒並み、商品が消えたのは
これが理由だったんです。

そんな時、ボクが担当していた
お菓子屋さんがありました。

ボクは
「このお菓子屋さんの
出荷を止めるわけにはいけない」
と強く感じて

パッケージメーカーさんに
何度も連絡をとり
会社にも押しかけたりしました。

「100年近く続く
この伝統のお菓子の出荷を
止めるわけにはいかない！

なんとか、パッケージを
○月×日までに納品してもらえないか？

無理を承知でお願いしてます。

もし、通常ロットの
2万枚の納品が無理であれば

半分の1万枚でも
なんだったら5000枚でもいいので」

そのかいがあって
なんとかそのお菓子は
無事に通常納期で出荷ができました。

その時に、お客様に
かけていただいた
言葉が今でも忘れられません。

「松浦さんのおかげで
商品が無事に出荷できました。
ありがとうございます。」

世間では
「パッケージはゴミ」という
考え方もあります。

それを完全に否定する
気持ちもありません。

ただ、パッケージには

「日本の物流を支えている」

という社会的価値がある！

そのことに気づかせていただきました。

このような誇り高き仕事に
就かせていただいていることに感謝し！

「パッケージを変え、世界を変える」

というビジョンの達成を
これからも目指していきます！

毎年、今日この日を
気持ちを改める一日にしております。

本日もブログを読んでいただいて
ありがとうございました。

 

 

 

 

 

パケマツから
2冊の書籍が誕生しております。

売上がグングン伸びる パッケージ戦略

 

売れるパッケージ5つの法則と70の事例

 

パッケージ相談は
こちらまでお気軽に
よろしくお願いいたします。

↑
こちらのバナーをクリックすると
ボクとZoom予約がとれます。

 

お問い合わせフォーム
https://www.p-matsuura.co.jp/company#formArea

 

 

パケマツの採用事例はこちら
https://www.p-matsuura.co.jp/result

 

パケマツの理念動画はこちら