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2026年10月8日

痛い目、ワクワク、まずやってみる!「社長のセナカプロジェクト」で学んだ経営のリアル

2026年10月6日(火)
「社長のセナカプロジェクト」
起業・経営力支援セミナーに参加しておりました。

 

 

今回の登壇者は3名。
・山のせ 早藤晋弥(しんや)社長
・UZU ARTS/TSURIBITO 高橋真冬さん
・とくしまアントレプレナー塾 里見和彦さんです。

 

 

三者三様のお話だったんですが、
共通して感じたことがあります。

経営って、
「知っている」だけではダメなんですよね。

考えて、やってみる。
失敗したら、また考える。
そして、また行動する。

そんなことを改めて感じたセミナーでした。

 

 

■「痛い目を見ないと、分からない」早藤晋弥社長

最初の登壇者は、
山のせ 早藤晋弥社長!

 

テーマからして強烈です。
「痛い目を見ないと、分からない。」
晋弥さんは、
現在、売上約11.5億円、
社員・パートさん約350名の会社を経営されています。

しかし、これまでの経営者人生は
順風満帆だったわけではありません。

 

 

20代の店長時代。
「はよせー、ぼけー!」
「ほんなんも分からんのか!」

そんな言葉が飛び交う職場だったそうです。
「自分は誰よりも努力している」
だから、
みんなも同じようにやるのが当たり前。
ところが、人は辞めていく。
そして業績も落ちていく。

 

 

そこで気づいたのが、
「感謝」と「信頼関係」が、
まるごと抜け落ちていた。
ということ。

 

 

さらにコロナ禍では、
当初1.5億円の赤字を覚悟したものの、
社員さんの頑張りや行政からの支援もあって黒字に。

ところが、そこにも罠があったそうです。
補助金などの支援を
「あって当たり前」と考えるようになり、
経営判断がゆがんでいった。

 

 

「売上最大、経費最小」
という経営の原理原則が
崩れてしまったそうです。

そして、新業態にも挑戦。
しかし、
十分に考え抜かないまま出店し、
撤退することになります。

 

そこで改めて出てきた言葉が、
「土俵の真ん中で相撲をとる」
という考え方。

ギリギリになってから判断するのではなく、
まだ余裕があるうちに手を打つ。

そして、
「焦って飛び込んだ挑戦は、考え切れていない。見えてくるまで、考える」
という話をされていました。

 

 

そして、晋弥さんの言葉で
特に印象に残ったのが、
「痛い目を見たからこそ、分かることがある」
という言葉。

知識として知っていた。
本でも読んだ。
人からも聞いていた。

でも、自分自身が痛い目を見て、
初めて腹の底に落ちる瞬間がある。

 

 

そして、
「社会人になってからの学びに卒業はない」
いやー、響きました!

晋弥さん自身も現在、
経営組織、
専門実務、
会計戦略、
理念・哲学など、
さまざまな分野で学び続けています。

経営者が学ぶ。
社員さんも学ぶ。
そして、共に学ぶ。

ボクもまだまだ、
学んで、考えて、
行動していかないとなー。

 

 

■「好き」を続けられる仕事にする 高橋真冬さん
続いて登壇されたのが、
UZU ARTS/TSURIBITO
高橋真冬さん!

 

 

高橋さんは、
もともと舞台やミュージカルの世界で
俳優として活動されていました。

その後、2020年に鳴門へ。
現在は、
釣りや海を活かした「TSURIBITO」で、
釣り体験や観光、
子どもたちへの食育、
海の環境問題に関する活動などを行っています。

さらに「UZU ARTS」では、
地域と若者をつなぐ活動にも取り組んでいます。

 

 

つまり、
「自分の好きなことを、
地域の仕事につなげている」
という方なんですね。

ただし、高橋さんのお話で面白かったのは、
「好きだから、やる!」
だけではなかったこと。

 

 

事業として考える上での判断軸として、
「やりたい × 社会的意義 × 収益性」
という話をされていました。

誰に届けるのか?
何を届けるのか?
そして、誰から、何に対して対価をいただくのか?

さらに、
お金は大丈夫か?
時間や運営体制はどうするのか?
誰が担うのか?

「やりたいことを、続けられる形にする」
ここまで考える。

 

 

そして時には、
続ける。
形を変える。
縮小する。
撤退する。

始めた後にも、
「選び直す」ことが必要になる。

実際、高橋さん自身も、
鳴門の商店街で運営していたお店に
いったん区切りをつけています。

 

 

始める勇気だけじゃない。
「やめる」「変える」を選ぶことも、
経営なんですね。

そして、高橋さんが大切にしているのが、
「心動く瞬間とワクワクを大切に」
ということ。

 

 

質疑応答で、
「経営に対して、
不安とワクワクは何対何ですか?」
と聞かれた時。

晋弥さんは、
「50:50。
できれば51:49で、
ワクワクを多めにしたい」
とのこと。

一方、高橋さんは、
「ワクワク100です(笑)」

おおー(笑)
ただし、
ワクワクだけで突っ走るわけではない。

 

ワクワク100%だからこそ、
ちゃんと計画する。
うまくいかなければ、
別のやり方を考える。
「やり方は何十本もある」
という言葉も印象的でした。

 

 

■20年間で629件の創業を支援!里見和彦さん

最後の登壇者は、
とくしまアントレプレナー塾
里見和彦さん!

 

 

里見さんは長年、
徳島で創業支援に取り組まれています。

なんと20年間で、
629件の創業!
そして、
その約90%が事業を継続。

直近5年間では、
98%が継続しているとのこと。
すごい数字ですね。

 

 

創業時のお金についても、
非常に現実的なお話がありました。

創業者は自己資金だけでなく、
金融機関から借りる。

平均すると、
500~600万円程度を借りるケースもあるそうです。

「借金は怖い」
と考える人もいる。
でも、
きちんと事業をつくって、
返済していく。

 

 

そんな創業のリアルなお話も
聞かせていただきました。

そして、里見さんのお話で
ボクが一番印象に残ったのが、
「まず、やってみる」
ということ。

 

 

例えば、
泳げない人がいたとします。

プールの外で、
「手はこう動かして」
「足はこうやって」
「息継ぎはこうして」
と、いくら教えても、
それだけでは泳げるようにならない。

まず、水に入ってみる。
まず、潜ってみる。
そこからなんですよね。

 

 

経営も同じ。
もちろん、
考えることは大切。
計画も必要です。

でも、
やってみないと分からないことがある。
行動したからこそ、
次に考えるべきことが見えてくる。

 

 

■三人のお話は、実はつながっていた

今回のお三方のお話。
一見すると、
かなり違います。

 

 

晋弥さんは、
「痛い目を見たからこそ、分かる」

高橋さんは、
「やりたいことを、続けられる形にする」

里見さんは、
「まず、やってみる」

 

 

でも、ボクには
全部つながっているように感じました。

まず、考える。
そして、やってみる。

やってみれば、
うまくいくこともあれば、
痛い目を見ることもある。

そこでまた学ぶ。
考え直す。

必要なら、
やり方を変える。

そして、またやってみる。
これの繰り返しなんでしょうね。

 

 

「社会人になってからの学びに卒業はない」

まさに、その通り。

ボク自身も、
まだまだ学んで、
考えて、
行動していかないとなー。

晋弥さん、高橋さん、里見さん、
楽しく、学びの多い時間を
ありがとうございました!

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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